集中豪雨で亡くなられた方、行方不明の人達の報道に胸が痛む。この豪雨は宮崎で殺処分された20万頭の「牛の涙雨」だという話があった。最後に残った民間の種牛6頭も国の方針で飼い主の抵抗空しく処分されるという。全く口蹄疫の心配のない大事な種牛までなぜ殺さなければならないのか、殺さないと国際社会が受け入れないというニュースであったが、私にはどうも納得がいかない。畜産の将来と日本の国益を考えると、種牛を残すべきではないのか。私がもしも飼い主だったらどうするだろうと思ったりする。「牛を殺すならオレが死ぬ」と言って牛舎の前で刀を持って死ぬ気で座り込むかな。わが子のように育てている牛を殺される飼い主の気持ちを思うと堪えられない。

 18日から20日まで三日間いよいよNPO活動の一つの拠点「サロン木屋庄」の杮落としだ。初日は奈良大学寺崎教授による「長屋王と都祁氷室神社」、二日目は肺がん治療の第一人者といわれている近畿大学名誉教授福岡先生の「癌は克服できる」、三日目は世界に名高い洋画家絹谷幸二先生の「奈良の魅力」と題する講演をお願いしている。そして、これから二年かけて整備しようとしている森の話や荒井敦子さんのミニコンサートを三日間演じていただく。大体準備は整ったが、もし興味があるようでしたら都祁までお運びください。いずれも2時開会4時終了です。近鉄奈良駅そばの商工会議所まえから20人乗りのバス(12時30分初)を用意しています。都祁までの所要時間は約40分です。美味しい空気や涼しさを体験していただけると思います。また、地元の特産品や珍しいものもリーズナブルな価格で販売しています。

参議院選を振り返る

7月 14th, 2010

 参議院選が終わり、いろんな報道を見ていると悲喜こもごも。はやくも、ねじれ国会をどう乗り切るのか連立か部分連帯か、民主党の中の確執など今後の政局を占う記事が多い。

 このたびの選挙結果は大体予想通りで、昨年の衆議院選で政権交代を望んだ国民が一年もたたないのに裏切られたと言う気持ちを現したに過ぎない。民主党が負けたといえばその通りだろうが、自民党が勝者だともいえない。比例の得票は民主が1位だし、勝者は10議席取ったみんなの党かもしれない。有権者は二大政党時代に対する幻想から覚めて第3の道を模索しだした、しかも公明、共産など他の少数政党にそれを期待することは無理だと思っている人が多かったということではないか。

 政策面では、消費税についての菅総理発言が民主党の敗因だと言う人が多いようだが、わたしは消費税はそれほど大きな原因だったとは思えない。むしろ、「政治とカネ」をうやむやにする体質や普天間の迷走ぶり、バラまき政策に「これでは日本はどうなるの?」という不安や裏切られた気持ちが今回の民主党への審判だったと思う。

 今回の選挙で、夫婦別姓法案や人権擁護法案に積極姿勢を示していた法務大臣が落選したのは良かった。と思っていたら、菅総理は、議席を失った大臣に留任を求めたという報道を今朝目にしてガッカリだ。また、「教育に政治的中立はありえない。」などと日本の教育現場をぶち壊そうとしている山梨教組出身の輿石氏が引き続き議席を持ったことを危惧する。

 奈良選挙区で、自民党新人の山田衆三君が初陣を飾れなかったことは悔しい。しかし、「地盤・看板・カバン」を持たない公募候補が新鮮な印象を与え、善戦したことは評価できるしきっと次につながると思う。敗因は候補者にあるのではなく、よく言われるように私も自民党奈良県連の体質にあるように思う。「自民党は自分党」であってはいけない。残念だが、誰が見ても民主党のほうが結束力が強い。私が批判する立場にはないが、はやく信頼を得られる自民党に蘇って欲しいと切に願っている。

 今週はほとんど都祁で過ごし、7月18日から20日まで開催するサロン「木屋庄」の杮落としの準備に追われている。去る11日、地元都祁馬場地区の方々に向けて内覧コンサートを開催したら30戸足らずの大字で36人もきてくださり嬉しかった。荒井敦子さんもさすが会場の人達を満足させてくれた。ひどい雨続き、テルテル坊主でも作ろうかな? 

 自宅に自民党のチラシが入っていた。いわずと知れたイケメン小泉進次郎と丸川珠代の写真と対談形式の言葉が並んでいる。民主党攻撃を頭においてりっぱなことを書いてあるのだろうが、チットも心に響いてこない。「頑張る人がきちんと報われる社会を目指す]、「国会議員定数を222人も減らす」、「恒久政策には恒久財源が必要」などという言葉が踊っている、いうのは勝手だが言うことぐらいなら誰でも言える、半世紀も政権を担当していながら、なぜ今言っていることが実現できなかったか、その反省が先だろうと言いたい。こんな若造に言わせたところでチットも自民党のイメチェンにはならない。自民党の代議士を務めていた私にも当然責任の一端はあるし、自民党にしっかりしろと言いたいばかりに、あえて言う。

 このチラシでは自民党がどういう国づくりを目指すのか、国際社会の中でどう生き残ってゆこうとしているのかみえない。自民党らしさがないし有権者におもねているだけだ。

 かといって私はいまの民主党政権が長く続くと日本がダメになると思っている。なぜ日本が他国の侵略を許さないで2千年以上独立国として世界にまれな存在であり続けることが出来たのか政治家も有権者も歴史に学ぶべきだ。

 月刊誌「正論」に金美齢さんがいいことを書いている。

 「(今の日本人は)自分の一票が自分の運命だけでなく国の舵取りに直結するのだという想像力や畏れもない。」「身近な問題ばかりに関心がいき、『国民』の意識として『国家』に至ったことがない」「選挙は単なる人気投票、あるいはポピュリズム(大衆迎合)の競い合いの場でしかない。」

 まさにその通り、残念だがいまの日本や日本人は国家とか国民という意識をほとんど持てないなかで、人気投票が民主主義だと思っているようだ。参議院選挙の投票日が迫っているが、日本人も金美齢さんの批判に目覚めなければとんでもない国になってしまう。

 城内実代議士から電話が入った。彼のようなしっかりとした国家觀を持っている政治家が指導者として活躍してくれる日が来ることを願う。

 大相撲の野球賭博が非難の嵐に遭いながら名古屋場所を迎えんとしている。「なんと大勢の力士や親方がやっていたんだな」と呆れ、「暴力団と関わりがあったとは情けないな」と思う。他方若い20代の力士が「ストレスを発散させる場はないし外へ出て遊ぶと目立つしかわいそうだな」とも思う。現役の大関が解雇されるような事件になって大相撲に対する国民の期待を裏切ったことに怒りは感じるものの、もひとつ「これでいいのだろうか」という気持ちになるのは私だけだろうか?

 理事長代行はたった名古屋場所中だけで、場所が終わるとすぐに今の理事長が復帰するというのもいい加減なもの、とはいえ大相撲でこれだけ多くの力士や親方などが厳しく指弾されているのに政治の世界の小沢や鳩山に対する処分は甘いなあと思う。

 曽野綾子さんとクライン孝子さんの対談を読んでいたら「母親から毎月1500万円ももらっていて『知らなかった』なんて、ドイツの政治家にはありえない。ドイツなら即刻脱税、詐欺罪を問われます」「多くの日本人が人が良くて未成熟なお坊ちゃまになってしまったのだと思います。」というくだりがあった。マスコミも過激な報道をしているかと思うとほとぼり冷めるとなにも言わないし日本国民もほんとに甘い。

 大相撲の野球賭博でつまずくのも人間教育が出来ていないからでしょう。世間の目にさらされるだけに相撲が強くなることはもちろん人格を高める努力をしないといけない。政治の世界も同じだな、私ももう少し人間が出来ていたら中途半端な政治生活を送らなくても良かったのかな。

 参議院選挙の公示が明後日に迫っている。奈良選挙区から出る山田衆三君のことが気になる。野党候補で公募で選ばれた新人だけに心意気はりっぱ、大学の後輩でもあり、この青年に勝たせてやりたいと思うが引退した身でしゃしゃり出ることはひかえたい。もう1人比例候補の山谷えり子さん、現職のときお世話にもなったが、政治家として素晴らしいかただ。安倍政権で総理補佐官として特に教育再生に尽力され、赫々たる実績を残された。山谷さんのおかげで日教組に荒らされた教育界にどれほど楔をうちこむことができたか知っているだけに、この人には是非これからも政治家としてがんばってもらいたい。

 3月に立ち上げたNPO法人きみかげの森が来月7月18日~20日ようやく船出をすることになった。森の整備はまだまだ2年くらいかかるかなと思うが、都祁の家の離れを改装して作ったサロンの杮落としをやることにした。さてどの程度の人が都祁に足を運んでくれるか心配だが、素敵な3人のゲスト講演と荒井敦子さんのミニコンサートを三日間開催、森はまだなにもできていないが現地を案内して夢を膨らませて欲しいと思っている。サロンの名前は「木屋庄(きやしょう)」、昔我が家が材木商を営んでいたそのときの屋号である。ここを拠点にいろいろな催しや交流の場にしたいものだ。

 最近はじめて作ったたまねぎ、えんどう豆、きゅうりを収穫、家内と共に食べ満足、不ぞろいではあるがたまねぎを少々知人におすそ分けしたらとても喜んでくれた。他人に喜んでもらえるということも幸せを感じる元だ。蒸し暑い奈良から都祁へ行くとさわやか、美しい緑や 小鳥の鳴き声にうっとりする。家内も「しんどい、疲れた」とか言いながらも結構たのしそうだ。「私は買い物は慎重、だけど一点豪華主義よ。」と言いながらサロンや事務所のインテリアを考えてくれている。「そやけど旦那を選ぶのだけは失敗したわ、バーゲンの品をつかんでしもた.」とのたまう。朝の散歩の途中にも「貴方のあのときの挨拶の仕方がいけなかった。私ならこう言うわ。」などと厳しい生活指導が入る。反論しても全く受け付けない。でもこんな夫婦でもいいなと思う。「夫婦っていいもんだな。」というと「あなたはいい奥さんもらってそりゃいいでしょ」といいながら彼女もまんざらでもなさそうだ。結婚して40年以上経ってようやく僕たちにも夫婦像というものがわかってきたような気がする。