しっかりしてくれよ

安倍総理の口癖は「しっかりと」だ。しかし、最近のニュースは政治家の失言、不倫、居眠り、政治資金、節操のない政党の合体など政治不信を増幅させる話ばかりだ。与党の自民党もだらしがないというかまるで緊張感を感じさせないし、民進党の誕生という国民を馬鹿にした合体を平気でやっている。夏の参議院選挙から18歳の若者にも選挙権が与えられるというのに、投票に行こうという気持ちになるだろうか?

海の向こうでは、フランスやベルギーで深刻なテロが起こり、シリアの難民問題も世界規模の重要課題だというのに、我が国はこんなたるんだ状態でいいのか。アメリカでも、大統領予備選挙で共和党のトランプ氏と民主党のサンダース氏が予想を覆す形で善戦しているのは、今の政治に不満を持つ有権者が多いからだという。確かにアメリカ人の意識は白人の割合が6割に下がりつつあることもあり、今までとは違う不気味なうねりを感じさせる。

私のような人間が偉そうなことをいう資格は無いが、「もう少し政治家さんしっかりしてくれよ」と言いたい。政党も信用できない。基盤や政策も違うのにしゃあしゃあと記者発表する無神経さにはあきれる、自民党もかつて党の功労者に刺客を送り付け有権者を躍らせた、こんな行為を明日の日本を担う子供たちはどう見ているだろう。