政局と来年の予想

奥野誠亮先生中心の会(旧内務省出身国会議員と政治部記者との勉強会)に出席、何しろ奥野先生が満100歳だからメンバーもほとんどがOBであるが、錚々たるメンバーなので面白いし、お互いの勉強になる。 初めに、武村正義先生から今の政治に対し感想を述べられた。「安倍総理は大人になったし、ずいぶん我慢しながらやっている。しかし特定秘密保護法案で空気が変わった。はじめて安倍カラーを出したが、すさまじい批判を浴びている。民主党は気の毒なほど評判が悪い。みんなの党や維新も未熟、みんなの党を出た江田氏も”改革”が旗印では自民党に対抗する勢力にはなりえない。弱者に目を向ける政党が自民に対峙するようにならないとダメ。自民が”自由”に重きをおき野党が”平等”に力を注ぎ『リベラル』を訴えるべきではないか」と。

他のメンバーから「アベノミクス三本目の矢があまり芳しくない。来年4月消費税が上がりアメリカが金融緩和を止めると6月から8月ごろまでに景気は悪くなっていくだろう。野党再編が進み通常国会がおわると内閣改造も必要になってこよう。」などという意見が出て皆さんも来年後半は経済が思うように進まないと考えているようだった。