弟から聞いた話

しばらく会ってなかった弟が我が家を訪ねてくれた。しゃぶしゃぶ鍋を囲みながら我が家の家族と話が盛り上がった。たった二人の兄弟、私たちは風貌もよく似ているといわれるが、子供のこと・亡くなった両親の話・お互いの家族の話など話題はあちこち飛んだものの健康問題がどうやら一番の共通関心事であった。 彼が最近会った人で、福岡に住む107歳の昇地三郎(しょうちさぶろう)さん「養護施設しいのみ学園理事長」のことを聞いて触発される思いであった。「長男も次男も生まれながらにして脳性小児麻痺、子供が不憫でならず死のうと思ったこともある。自分と同じような苦しみを抱えている人のために生きようと私財をなげうって養護施設しいのみ学園を立ち上げた。107歳にして毎朝裸になり棒を振り下ろす体操をしている。99歳からロシア語を学び、いまでは5か国語をしゃべれる。健康法は4つの8を励行すること、即ち毎日速足で8000歩歩く・睡眠は毎日8時間とる・食事は腹8分目にする・毎日お水かお茶を8はい飲むこと。」

弟が会ったとき、この方の腰が曲がっていない、声が朗々としている、エレベーターの前にゆくと3階までは歩いて階段を上るとおっしゃる、いまも世界中を講演して回っておられることなどを聞き驚きと同時に感動したという。

弟も来年70歳、毎日1万歩歩いているそうだ。今のところ私同様健康状態は良いという。私も昇地三郎さんを見習いたいが、意志が弱いから4つの8 三日坊主におわりそうだ。