人生とはなんだろう

人生とはなんだろう、不思議なものだと最近つくづく思う。

  • ノンフィクション作家として、また構造改革の旗手として華々しい活躍、しかも石原氏の後を受けて一年前史上最高得票で都知事に当選した人物が一転して5千万円で国民、都民の信頼を失ってしまったという猪瀬氏の毀誉褒貶ぶり、思わぬところに落とし穴があるものだ。ノンフィクション作家として正義の味方のように政官界の恥部をあぶりだそうとしていた人間がその主役を演じてしまったのだから笑うに笑えない。
  • 猪瀬氏が辞任会見をした同じ日に、餃子の王将大東社長が何者かに襲われ凶弾に倒れて72歳の命を絶たれたというニュースが飛び込んできた。社員から敬われていた立派な社長さんだったという。どういういきさつで殺されることになったのか、犯人が特定されていないけれど、このようなテロ行為は許されない、激しい憤りを感じる。
  • 長い間私がお世話になってきた近東宏光氏の訃報が入ってきた。印刷会社の社長を務め、県の防衛協会長、奈良いのちの電話協会の副会長もお務めになった奈良の名士であり、ピアノ演奏などもできる文化芸術にも造詣の深い人であった。私は氏のご尊父にもお世話になったし、ご本人に後援会の副会長も引き受けていただきご迷惑をかけてきたから残念でしょうがない。

奈良マラソンのゲストランナーを務めていただいている有森裕子さんは「マラソンは人生そのもの、つらいけどあきらめない、目標に向かって走っていくことだ」とおっしゃった。

人生は棺を覆って定まるというが、何時突然終わるかわからない。最後まで「義」を大切にこれからも走ってゆきたいと思う。