我が敗戦の弁

 ◇奈良市長選

当 55154 仲川げん <2>無現

38141 森岡正宏 無新=[自]

24751 池田慎久 無新

14631 中村篤子 無新=[共]

14131 浅川清仁 無新=[み]

13671 天野秀治 無新

12016 大野祐司 無新

(票数は確定得票)

上記の得票を見ればわかるように候補乱立の漁夫の利を得て現職が当選してしまった。7人も立候補すること自体現職が不信任を食らっている状態なのに、そして、反現職票が2倍以上あったというのに「信任された」と当選の弁を述べている傲慢な姿勢にはあきれる。

私の立場で敗因をいうと、①立候補表明が遅すぎたこと(これは自民党の戦略ミスでもあった)、②自民党が一体となった選挙態勢ができることを条件に立候補を決断したのであるが、実際はそうならなかった。申し訳ないほど一生懸命努力していただいた方もいたし、一体となっている形を演出したりもしてくださったが残念ながら実際はそうではなかった。③私は健康だし年齢による衰えなど意識したことはないが、70歳というだけで大変な弱点になっていたということがわかった。④私の訴え方がまずかったのかもしれない。

あと4年間今の市政が続くと奈良市が心配だと思って決断したし実際市長になったらやりたいと思ったことがいっぱいあったのに、残念でならない。市民は市政の現状や市長の人物像もわかっていない人が多い。むしろ「若いのによくやっているではないか。」とか「悪いことをしていない。」「失政がない。」などと評価しているから厄介だ。仲川市長にはもっと謙虚になって市民、職員、議会との信頼関係を築く努力をしてもらいたい。それができない限り奈良市の将来は暗い。

参議院選挙は自民党が大勝したし、奈良市議会でも自民党候補全員当選し、安倍政権の追い風を全面に受けることができた。

私だけがその恩恵に浴すことがかなわなかった。出来の悪い候補者森岡正宏を応援していただいた皆さんに申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいだ。

皆さんほうとうにありがとうございました。