福知山市の「みわ・ダッシュ村」を視察

赤いつなぎに身を包んだ清水村長さんと農場をバックにハイ・ポーズ
赤いつなぎに身を包んだ清水村長さんと農場をバックにハイ・ポーズ
4,5ヘクタールの農場入り口
4,5ヘクタールの農場入り口

先日、耕作放棄地の活性化と取組んでいる福知山市の「みわ・ダッシュ村」を訪ね、村長の清水三雄氏と御嬢さんにお会いしご案内をいただいた。都祁から大阪を抜け舞鶴自動車道を通って130キロ、2時間半で着いた。私たちのNPO法人と志は全く一緒であるが、一口農場主制度と称する手法で会社の株式を一口100万円で買ってもらい株主に配当として5年間毎月有機野菜など産物を送るという画期的な運営をしておられる。労働力をどのように確保しているのだろうと疑問に思っていたがやはり近くの障がい者施設の方々の力を借りているとのことだった。どのようにして一口100万円の株を買ってもらうのだろうかと不思議に思ったが、インターネットで募集すると有機野菜の魅力や耕作放棄地を蘇らせるという社会貢献活動の志の高さに魅かれて見ず知らずの人たちが買ってくれ一億円にもなっているそうだ。
私は、清水氏の著書「悪法に挑む」という本を読んで、戦後日本の農政の失敗をついておられる点で全く同じ思いだなと思ったから清水氏に直接会って話を聞き良かった。減反政策、農地法、農業委員会制度など現在の農政の問題点を鋭く突いておられた。また、農場を一回りした後、竹藪のなかに伏せてあるほだぎから取ったばかりのシイタケをドラム缶を改造したストーブの上で村長さん自ら焼いてくださったのが感激でとても美味しかった。
当方は3人で出かけたのであるが、やろうとしていることはほとんど同じなので、みわ・ダッシュ村からヒントと勇気をいただいたような思いで帰途についた。