中国の非を知らしめた功績

 朝の奈良公園ウオーキング、南京はぜなどが色づいて紅葉がほんとに綺麗。鹿に「おはよう!」と呼びかけながらひんやりとした空気の中を家内と早足に歩く。浮見堂、飛火野、春日さんの参道、国立博物館、興福寺の境内などどこを通っても風情がある。奈良に住んでいることの幸せを感じる。

 昨日誘われて奈良国際ゴルフクラブでゴルフを楽しませてもらった。やはり紅葉が綺麗、スコアは悪くても一日遊ばせてもらって身も心も洗われた気がした。

 田舎の家で数日前から畑作りを楽しんでいる。その名も「ポチ」という小型の耕運機を買ったので自分で動かして草の生えたところの整地や施肥に汗を流した。秋に植える野菜に挑戦、これから成長が楽しみだ。

 尖閣衝突事件のビデオ流出問題が連日国会でもマスコミ報道でも沸き立っている。今朝海保の職員が「私がやりました」と名乗り出たという。政府の情報管理責任がウンヌンされているが、国益に対する考え方がしっかりしていないことこそ問題で、事件が起こり、中国人船長を逮捕してすぐにこのビデオを公開しておれば日本国が赤っ恥をかくことはなかったのだ。SENGOKU38と書いたビデオ流出者の気持ちがわたしにもわかる気がする。命がけで領海警備に当たっている職員や大多数の日本人の気持ちを菅も仙石もわかっていない。やった人の行為が公務員法守秘義務違反にあたるかどうか議論の分かれるところだし、彼を英雄視するのはどうかと思うが、彼の行為が世界中にまた多くの日本人に証拠を示して中国の非を知らしめた功績は計り知れない。

 私が元自民党の議員だったから言うわけではない、自民党も反省しなければならないことはたくさんあるが、民主党政権になって「この国はほんまに滅びてしまうのではないか」と思うくらい政治が頼りなく見えるのはかつてなかった。衆議院で絶対多数を持っているからとズルズルこのままあと3年近く今の無能政治が続くことはごめんだ、日本人の1人として許せない。