政治を嘗めるんじゃないよ(負け犬の遠吠え)

 今の政治は一体どうなってるの?参議院選挙が2ヶ月後に迫っているからといって、知名度のある柔道や野球の選手を引っ張り出したり党の公約を公約ではなかったと言ってみたり無茶苦茶なことがまかり通っている。スポーツ選手としてはりっぱな人かもしれないが、こんな候補者が上位で当選して福祉だ教育だ防衛だと一人前のことを言われてそれでいいのか?政治を嘗めるのもいい加減にしてもらいたい。引っ張り出す方も出されるほうもどうかしている。なんとかチルドレンといわれている人の大半もそうだ。キャスターだスポツだ芸能界だとメディアに乗っかって知名度の高い人やマスコミが作った風のおかげで当選した人が国を動かしていくとどうなるか、ますます大衆迎合がひどくなって日本国憲法の改正や財政再建問題など国家の基本に関わる課題がどんどん先送りされていく。結果として損をするのは国民であるという自覚を持たなければいけない。

 そして、普天間の問題は迷走はなはだしくあの総理は全く信用できない。あれほど五月末までに決着させるといっておきながら、沖縄や徳之島住民の合意も得られない、与党内の合意もなし、アメリカとの調整もつかない、八方ふさがりなのになんの根回しもなく総理自ら出て行って恥をさらしているだけ。気を持たせるようなことばかり言ってきて結局自分で自分の首を絞めている。

 私は民主党が憎くて言っているのではない。引退をして覚めた目で政治を見ると自民党の悪い点も見えてくる。どの党がというのではなく政治全体が国民の信頼を失っているのだ。国民からすればもう政治にはなにも期待できないという気持ちだろう。参議院選挙の投票率は低くなるのかな。

 今の日本に必要なことを愚直に実行してゆくことが信頼を取り戻す道だろう。カネをばら撒いたりする人気取り合戦を止めて、消費税とも真正面から取り組む、農業だってカネをばら撒いて農業者がますますやる気を失うようなことはやってはいけない。海外では食糧確保のため農地の争奪戦があちこちでおきているというのに。公務員と民間の給与格差是正に取り組むことも急がれるのに組合に遠慮して取り組もうとしない。国民が不満に思っている重要な点だ。なぜ大阪市交通局のバスの運転手が1千万円の年収をもらい奈良交通の運転手さんが半分なのか?