奈良マラソンを成功させよう

  1月10日第26回平城京新春マラソン大会、2月7日第63回金剛葛城山下一周駅伝、そして本日2月14日第25回月ヶ瀬梅渓早春マラソン大会と奈良県の陸上長距離レースに主催者や来賓として出席してきたが、今年はいずれも好天に恵まれ参加者も多く素晴らしい雰囲気の中でおこなわれている。12月5日に予定している「奈良マラソン2010」は、遷都1300年行事の最後を飾るビッグイベントとしてなんとしても成功させなければならない。

 実は厳寒の今朝4時頃から、「奈良マラソン2010」を公認コースとして認められるように東京と大阪の日本陸連の1級検定員にお越しをいただいて42.195キロメートルの計測をしてもらっている。計測器をつけた検定員が3台の自転車を連ね、その前後を警察の車に護ってもらいながらほとんど人や車のいない早朝約10名の奈良陸上競技協会の役員も補助員として手伝いながらがんばってくれたようだ。華やかな本番の影にほとんど誰も知らないこんな苦労があるのだということを知って申し訳ない気持ちになった。奈良県としては本格的な市民マラソンが1万人規模で行われる、画期的なことだ。私も奈良県の陸上競技の責任者としてこの大イベントに参画できることは嬉しいしやりがいがある

 今日の月ヶ瀬にはゲストランナーとして有森裕子さん、1月の平城京には増田明美さんがそれぞれ参加、そして奈良マラソンには高橋尚子さんが来てくれる予定だ。暗い世相だがマラソン参加者だけはどこでも右肩上がり、奈良は道路事情が悪いこともあって全国的にみると遅れている。なんとしても成功させ、これを毎年の行事にしなければならない。