奈良マラソンの実行委員会が立ち上がった

  昨年3月から協議を重ねてきた平城遷都1300年記念「奈良マラソン2010」の実行委員会(会長奈良県知事)が紆余曲折の末ようやく立ち上がった。私は、県の陸上競技協会の会長を務めているので、奈良新聞社が主催している大仏マラソンと同日、1万人を予定した大和路を走る(日本陸連公認コースの)フルマラソンが開催と決まり、感慨深いものがある。コースを決めるのも警察との協議が難航し関係者皆苦労してくれた。はじめは、奈良市の平城旧跡から唐招提寺や薬師寺を眺めながら法隆寺へ抜けるルートを考えて折衝したのであるがどうしても受け入れられなかった。救急対応を頭に置きながら警察の方も道路事情の悪い奈良県内で事故の無いよう慎重を期していたのだろうから、OKが出せなかったのも理解できる。25号線のバイパス道路が完成していたらなあと思うが、結局奈良市と天理市を往復するコースに落ち着いた。遷都1300年を祝うメインイベントとして全国から大勢の皆さんに参加してもらって是非成功させ毎年開けるようにしたいものだ。景気が下向き、今日も異常な円高デフレを報じていたが世の中皆右肩下がりのご時勢にあってマラソンだけはどこも皆参加者が右肩上がりなのである。関係者皆さんのご協力をいただいて奈良マラソンを成功させ奈良の観光振興や経済活性化のためにも一役買うことが出来ればと願っている。

 マラソンのことで喜んでいたのにニュースを見ると鳩山総理は、お母さんから5年間で9億円も政治活動にお金を出してもらっていたという。しかもご本人は知らなかったとウソぶき偽装を秘書のせいにしようとしているようだ。こんな人に年収200万ももらうことが出来ない非正規雇用者や職探しに苦労している人達の気持ち、庶民の痛みがわかるはずがないではないか。検察も政治権力に屈することなく総理のいい加減さを暴いて欲しいものだ。民主党の総理だからいうのではない、こんな乳離れが出来ていないウソつき総理は一国民として恥ずかしいと思うからだ。