民主党小沢代表発言の危うさ

  最近の民主党小沢代表の発言に危なっかしさを感じているひとは多いだろう。「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ。」といい日本自身の防衛力増強を志向するような発言をしたかと思えば「拉致問題は北朝鮮にカネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろう。」と日本人の人権と日本の主権を蹂躙した北朝鮮の犯罪をカネで決着させようと言う。わたしもつねに感じていることだが、小沢民主党は、外交・安全保障で必ずつまずく。党内には、護憲・非武装中立と叫ぶ人と改憲・日米条約堅持と言う人達が同居しており、小沢さんのようにアメリカに対しては傲慢、中国には微笑という姿勢をとっていることもまことに危なっかしい。

 もしも、次の総選挙で民主党が勝ち民主党中心の政権が誕生するようなことになったら、(アメリカが尖閣諸島の領有権に関与しない立場を表明したことから)中国は軍隊を出動させて尖閣諸島を奪い取り武装占拠してしまうのではないかと心配している。いまの日本国にそれをはねかえす力があるだろうか?ましてや民主党中心の政権ができたら大変な事態を迎える。そのことを政治家やマスコミも何も言わないのはおかしいではないか。国家国民よりも自分の選挙が大事だという人があまりにも多すぎる。