政治そのものに国民があきれかえっている

 民主党代表小沢一郎氏の第一秘書が逮捕されまさに永田町は大地震、たまたま東京往復したが、都内でタクシーに乗ったら運転手さんが話しかけてきた。「お客さん、オレたち庶民は定額給付金1万2千円もらえるなあと思ってささやかな喜びとこんな税金の使い方したら後でまた増税されるのかなあと心配したりしているというのに、政治家はなんですか、10年間に3億円も貰って『適法に処理している、一切悪いことはしていない』と居直れる結構なことですね。ばかばかしくて真面目に働く気になれませんよ。一企業がなんの見返りもなく何千万、何億というカネをだすわけがないでしょうが。」今日の小沢氏の記者会見の感想をおっしゃっているようだった。

 僕も、何党がどうだという問題を超えて、もう政治そのものに国民があきれかえっている状態だと思う。それにしても民主党という政党は不思議なことに小沢氏の弁明に対して批判の声が出てこない、それほど小沢氏が恐いのかそれとも党内民主主義が機能しないほど情けない政党なのか?

 「政治とカネ」は永遠の課題といわれるが、「カネを欲しがるなら政治家になってはいけない」という言葉をもう一度かみしめて活動したい。