福田総理の指導力

 福田内閣の支持率が20%を切り指導力の欠如が指摘されているが、このたび公務員制度改革が少し前進したことは率直に評価したい。首相の号令がなかったら実現しなかったと思うし民主党案を丸飲みしてでも修正して一歩を踏み出そうとしたことは良かった。なにしろ明治以来の官僚組織にメスを入れその弊害を取り除く足がかりができたことは大きい。

 小学生などに携帯電話を持たせるべきか否かをめぐる問題でも、福田総理はいいことを言っている。さきほどテレビをみていたら竹中元大臣などが「こんなことを国が決めることか」とバカにしていたが国が方針を示さなかったら誰が決めるのか?野放しにしているからいろいろ問題が起こり犯罪につながったりしているのではないのか。どうしても子供に電話を持たせたいというなら電話機能だけの携帯にすればいい。

 しかし僕は福田総理が国家の指導者としてふさわしい人だとは思えない。どのような国作りをしようとしているのか国家観もみえないし、強い指導力もない。

 最近平沼新党がよく話題にのぼる。平沼赳夫先生の政治哲学とブレない政治姿勢に心引かれるものがある。