オバチャンパワー

 昨日のニュースでヨン様が関空に到着、コテコテの化粧をしてドレスアップした三千人のオバチャンがキャーキャー騒ぎながら出迎えたと言う、わざわざ秋田からきたという人、前日の正午から並んでましたと言う人もいた。ヨン様登場のあのプラトニックラブにあこがれるのか、自分が若い頃体験できなかったことへの郷愁のようなものなのか、男では理解できないな、オバチャンパワーにほんとに驚いた。と同時にこんなことでいいのかという思いも持った。

 いまの日本で一番元気のいい人たちは、子育てを終え時間的にも経済的にも余裕ができたこのオバチャン世代だ。絵画・書道展へ行ってもほとんどオバチャンパワーが圧倒している。お昼ホテルやチョット高級なレストランのなどで食事しておられるのもほとんどオバチャンである。僕等のような政治家を応援するために駆けつけてくれるのもオバチャンたちが多いし、もっとも頼りがいがある。そのかわりこの人たちを裏切ったり怒らせたりすると一番怖い。僕はこのオバチャンパワーをもっともっと社会でいい方向に活用できる道を考えるべきだと思う。子育てで悩んでいる若い母親にアドバイスしてあげるとか、後継者がいない農家の放棄地を利用して野菜作りをするとかそのパワーや経験を活用してもらえる場はいくらでもあるのではないか。オッチャンたちが元気がないからしっかりせよと言いたいところだが、これからますますオバチャンが強くなる社会になってゆくことは間違いなさそうだし活躍してもらいたい。