日本人の生き方

朝JR奈良駅前でいつものように演説をこなし、事務所にでて朝刊を読む。見出しのトップが「山田洋行、防衛省との癒着解明へ」、社説をみると「食品の偽装・ごまかしはもうご免だ」、役人も民間人もおかしくなっている。もちろん政治家はいうまでもない。昔の日本人はこうではなかった。日本人がかつて持っていた美徳や伝統・文化などを失いアメリカの要求に応じたり真似をしてきたことが過度な競争社会を生み、契約社会にしてしまった。その結果、日本人のこころまでも変えてしまったのではないか。なにも信用できない、なんでも契約書に細かく書かねばならない,耐震偽装事件の後、建築確認申請の書類は3倍に増えた、政治家に政治資金報告は1円から領収書をつけるべきとの議論に血道をあげている。まったくばかげているではないか。物事の本質を見失ってポピュリズムにおちいってはならない。もう一度冷静になって日本という国のありかたや日本人の生き方を考えるべきときを迎えているように思う。