政治の世界から引退しますと宣言してから二年経つ。あれから、私の生活も変わったし付き合う人間関係も変化した。政治の世界にいるときは「センセ、センセ」と近づいてきていたのに今は実に冷たい態度をとる人も中にはいる。そうかと思えば、ずっと変わらぬ姿勢でただの森岡と付き合ってくださる方もいる。これが人間世界というものだ。
全く変わらぬ気持ちで付き合ってくださるグループの一つに、選挙のときいつも宣伝カーのウグイス嬢をお願いしてきた泉浩子さん率いる朗読の「泉の会」がある。実に気持ちの良い方ばかりでもっぱら私がお世話になってきたが、朗読の公演がまた素晴らしいからいつも家内と仲間を誘って聴きに行く。今夜は、座長泉浩子さん個人のリサイタルであった。泉さんの朗読は我々聴くものが引き込まれていく魅力と感動があるし、若い人達を何十人も育てておられるのが凄い。グループの皆さんが受付や司会をして座長を支えておられる姿も清々しい。山本周五郎が彼女のオハコ、その熱演ぶりに今夜も胸がいっぱいになった。泉の会は昨年発足20周年を迎えたけれど、「朗読を通してこれからも社会のためにお役に立つ活動を続けたい」と最後にご挨拶された彼女の決意に僕も頑張らなきゃと触発された。
話は変わるが、中国高速鉄道事故をめぐる中国政府の対応を見ていると、世界中の人達がなんという恐ろしい国だろうと思っているに違いない。共産主義体制を守ることが何より優先し人の命なんて虫けら同然なのだろう。賄賂で腐敗している中国の党や政府の体質、絶えず監視され虫けらのように扱われる国民の様子などを見ていると中国の共産主義一党独裁体制は遠からず壊れるような気がする。
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7月28日、私たちのNPO法人きみかげの森が都祁地区の耕作放棄地を蘇らせようと4月に植えたじゃが芋を収穫するイベントを迎えた。会員などに案内したところ約40人の大人や子供が参加、朝8時頃から軍手に長靴のいでたちでスコップや移植ごてを使って宝探し、盛り上がった土を掘り起こすと大きな芋がごろごろ顔を出した。芋掘りなんて初体験という人がほとんどでキャッキャ歓声を上げる子供、ミミズが這い出すと逃げまわる女の子、黙々と掘り続けじきに芋を入れるバケツがいっぱいになる人などさまざまだが皆実に楽しそう。

こんなにでっかいのが掘れたよ
さっそく畑の脇でプロパンガスを使ってじゃが芋を塩茹で、それを休憩時間に塩やバターをつけて試食してもらった。「おいしいワ」「じゃが芋をこんな風にして食べたのははじめてや」などと好評だった。
いろんな人に手伝ってもらって草を刈ったり、テントを張ったりと準備にずいぶん苦労して収穫の日を迎えたが、参加者の嬉々とした姿に、責任者の高倉理事とともに「じゃが芋(栽培)は成功やな」と喜び合った。しかし、なにしろ1,800平方㍍の畑に男爵とメークイン約3,500株も植えただけにやっと半分くらい掘れたかなという感じ、8月6日に残りを役員とボランティアの人たちで掘ってしまおうと思っている。そしてお盆過ぎに蕎麦を蒔く計画。私のままごとのような家庭菜園でもきゅうりやミニトマトがいっぱい採れ出した。すいかが赤ちゃんの頭ぐらいの大きさになってきた。朝起きて畑をみるのが嬉しくてたまらない。
私はいま無職だけれど、人に訊かれたら「職業はヘボ農業」と答えようかな。農業を職業として真剣に取り組んでいる人達に叱られそうだ。
今日家内が作ってくれた「肉じゃが料理」は最高に美味しかった。
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奈良いのちの電話協会という団体をご存知でしょうか?24時間365日休むことなく苦しんで電話をかけてくる人達の相談に乗っている非常に尊い仕事をしている組織でかねがね相談員の皆様に敬意を払ってきたのだが、もう政治と縁が切れたのだから本腰を入れて手伝えと言われて今年度から理事の末席を穢している。
昨日はその中の一部、対象者が子供という「チャイルドライン奈良」の会議が開かれた。昨年の実績を伺うと、人間関係・いじめ・不登校・引きこもり・恋愛・心の不安・性・話相手がいないなど相談の内容はいろいろだが一番多いのが性に関する悩みや不安だという。電話の受け手は研修をうけた心理学などを学んでいる大学生(女子が多い)で、後ろに年輩の支え手が居てアドバイスしたりするそうだ。受け手が年輩のオジサン・オバサンではすぐに電話を切られてしまうとのことだったが、人生経験の浅い大学生がどんな風にやりとりしているのかなと思いながらベテラン相談員の方の話を聞いた。
子供の声の中には「お父さんが殴ったり脅かしたりする(高校・女)」「お母さんが機嫌悪くて夕ご飯作ってくれない(小学・男)」「お父さんが居なくなってからお母さんが寝てるところに入ってくる。触られるのがイヤだ。(中学・男)」「学校・部活・親ともうまくいかない。何もやりたくない。いやなことばかり。友達は冷たい(高校・女)」「友達がいじめられているけど言えない。次はわたしがいじめられるかも(中学・女)」「オナニーの仕方を教えてください、友達には聞けないし(中学・男)」「実は、彼女が妊娠したかもしれなくて・・・親にもいえないし悩んでいる(高校・男)」などなどみんなみんな重たい話ばかり、思い余って電話をかけてくるのだろう。
社会の裏側というか、建前と本音があるとすれば本音の声が読み取れる。委員の皆さんと意見を交わし、私は「学校教育の場で年齢に応じた性教育がなされていないのではないか」「みんな大人が子供の健全育成に反する環境を作っている」「家庭・地域・学校それぞれの場で愛情不足の状態が子供を悪くしている」など指摘させていただいた。ケータイ・パソコンなど子供に悪影響を与える情報を垂れ流したいるのはみんな大人である。民主党政権となって教組が強くなり学校ではジェンダーフリー教育と称しておかしな性教育がまた頭をもたげているという。家族の絆・地域の連帯・国を思う心など日本人みんながもう一度見直す気持ちにならないと、思いもよらないところから日本は崩壊するかもしれない。
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18日朝5時過ぎ、我が家の猫「クーチャン」が私を起してくれた。女子ワールドカップサッカー決勝戦が気になっていたのでテレビをつけると後半戦の実況中継中、1対0で日本が負けているところだった。体が大きく力強いアメリカチームに押し込まれ健気に防戦する小さな日本選手の動きを見ているとくぎ付けになってしまった。いつか映画で見た「硫黄島の戦い」の物量豊かなアメリカ軍を向こうにまわしてねばり強く戦う栗林中将率いる日本軍をフと思い出した。
それが後半35分宮間のシュートで同点、振り出しに戻って延長戦、そしてまたもや前半14分アメリカに2点目を入れられ、日本はピンチに。もうダメかと思ったところ後半12分キャプテン澤がねじ込み同点、PK戦となった。世界ランク1位のアメリカチームと過去24回戦って21敗3引き分けと日本は一度も勝ったことがないという。正直私の気持ちのなかではとてもアメリカにはかなうまいと思っていただけになでしこジャパンのねばりに感動した。祈るような気持ちでPK戦を見ていたが、ゴールキーパーの海堀がよく押さえたし、キッカーもがんばった。4人目熊谷のシュートが入った瞬間日本の優勝が決まったが、なでしこの選手達が皆駆け寄り抱き合っている姿を見てドッと涙が溢れてきた。「日本が世界一になった!」
東日本大震災でくじけそうになりながらも必死で生きようとしている東北の人たちやこの国の将来に不安を抱いているわれわれ日本人に、なでしこジャパンの活躍は「やればできるんだ」という希望を与えてくれた。予選リーグではイングランドに負け、2位で決勝トーナメントに勝ち上がってきた日本が強豪ドイツ・スエーデンそしてアメリカを破るとは世界中が驚いていることだろう。キャプテンとして比類なき統率力を発揮しMVPにも輝いた澤選手、信頼厚い佐々木監督をはじめ、最後まで集中力を切らさなかったなでしこの面々皆に心からの拍手を送りたい。
試合後のインタビューでゴールキーパー海堀選手が「夢は諦めなかったらかなう」と言ったその言葉にまた新たな涙があふれてきた。涙もろくなったのは歳のせいだけではないヨ。
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毎日毎日「暑い暑い」とこぼしながら一週間があっという間に過ぎてゆく。それに例年より13日も早く梅雨が明けたそうだ。
テレビ局の人の話によると、ニュースの最初で政治問題を取り上げると視聴者はすぐにチャンネルを変えるから政治以外の話題から入るようにしているんだという、それほど国民は今の政治にウンザリしているのだろう。
また高校の同窓会に出席したら大先輩が私の顔を見ると「民主党の菅政権には全く期待できないが、自民党もだらしがないぞ、民主党の攻撃ばかりしてないで我が党ならこうするということをなぜいわんのや。国民には、自民党は民主党の足を引っ張ってばかりで、震災復興に与野党協力してやってゆこうという姿を見せてないやないか。」と怒鳴りつけんばかりにおっしゃる。大多数の国民は同じ思いだろう。
一向に辞任する気配を見せない菅総理や暴言を吐いて辞任した松本復興大臣をみていると、情けないし悔しい。尊敬する藤原正彦先生の近著「日本人の誇り」を読んでも劣化する政治家の質が取り上げられている。この間まで政治の世界に身を置いていた私には自分を否定されているような痛みを覚える。危機に立たされている日本の正念場だというのに残念でならない。
ワールドカップ女子サッカーで「なでしこジャパン」が昨年一昨年の覇者ドイツチームや昨年の準優勝スエーデンチームにも勝ち、初めて決勝に進みアメリカと闘うという朗報が飛び込んできた。凄い!平均身長10センチも足りない日本選手が!やればできるんだ。政府の原発政策が行きつ戻りつでもこの暑さに耐え汗をかきながら国民は節電に撤し協力している。あれからもう4ヶ月になるというのに体育館などで避難所生活を続けている人がまだ3万6千人もいらっしゃるそうだ。政治は三流でも日本国民は皆頑張ってるよ。
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