Archive for 11月, 2009

奈良能に親しむ会

11月 29th, 2009

 金春流能楽師金春欣三先生が主催されている「奈良能に親しむ会」に今年もご招待をいただき家内とともに見せていただいた。演じる前に金春先生が筋書きや見所を自ら面白おかしく解説されるので私のような素人でも充分楽しませていただける。今年あと一月で先生は満85歳になられるそうで、この「奈良能に親しむ会」は今回で最後だそうな。このお歳で能を演じている方はほかにいないそうです。新公会堂満席で金春先生のファンが如何に多いかみんな心からの拍手を送り温かい雰囲気であった。今日の演目は「景清」、日向の国に流されている乞食姿の景清に扮しておられる先生の微妙な身のこなしや手指の動きなど、特に会いにきた娘人丸との別れは圧巻であった。

 私はもう20年近く前、金春先生ご一行がヨーロッパ公演されたときお手伝いさせていただいたご縁でずっとお付き合いを賜り僕の選挙でもお世話になってきた。先生の奥様がまたうまく縁の下でよく尽くしておられるのが素晴らしい。ご夫妻でここまでがんばってこられたことに感動だ。これからも、お元気で若い人達を育て能芸術発展に頑張って欲しいと願っている。

   私が支部長を務めております「あたらしい歴史教科書をつくる会」で12月20日(日)午後3時から忘年会を予定しております。場所は奈良商工会議所5階大ホール(近鉄奈良駅1番出口より東へ徒歩1分)、会費はおひとり4千円です。懇親会の前に私が約1時間講演させていただきます。アメリカの占領政策とそれに基づく間違った歴史教育によっていかに今の日本社会が歪められているか、これからどうすればいいのかなどということを思いつくままお話させていただきたいと思っています。「また森岡の堅い話を聞くのか」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが今の時代こそ日本人の生き方を見直さねばならないときだと存じます。

 アメリカの51番目の州になるような国にしてはならない、また中国の属国となるような道を選んではならない。二度と戦争をするようなことになってもいけないが、独立国家として世界の国々とともに胸を張って歩んでゆける国づくりを願っています。そのために教育をどう立て直してゆくべきか、これが最も大切であります。

 当日のご来場をお待ち申し上げております。

  昨年3月から協議を重ねてきた平城遷都1300年記念「奈良マラソン2010」の実行委員会(会長奈良県知事)が紆余曲折の末ようやく立ち上がった。私は、県の陸上競技協会の会長を務めているので、奈良新聞社が主催している大仏マラソンと同日、1万人を予定した大和路を走る(日本陸連公認コースの)フルマラソンが開催と決まり、感慨深いものがある。コースを決めるのも警察との協議が難航し関係者皆苦労してくれた。はじめは、奈良市の平城旧跡から唐招提寺や薬師寺を眺めながら法隆寺へ抜けるルートを考えて折衝したのであるがどうしても受け入れられなかった。救急対応を頭に置きながら警察の方も道路事情の悪い奈良県内で事故の無いよう慎重を期していたのだろうから、OKが出せなかったのも理解できる。25号線のバイパス道路が完成していたらなあと思うが、結局奈良市と天理市を往復するコースに落ち着いた。遷都1300年を祝うメインイベントとして全国から大勢の皆さんに参加してもらって是非成功させ毎年開けるようにしたいものだ。景気が下向き、今日も異常な円高デフレを報じていたが世の中皆右肩下がりのご時勢にあってマラソンだけはどこも皆参加者が右肩上がりなのである。関係者皆さんのご協力をいただいて奈良マラソンを成功させ奈良の観光振興や経済活性化のためにも一役買うことが出来ればと願っている。

 マラソンのことで喜んでいたのにニュースを見ると鳩山総理は、お母さんから5年間で9億円も政治活動にお金を出してもらっていたという。しかもご本人は知らなかったとウソぶき偽装を秘書のせいにしようとしているようだ。こんな人に年収200万ももらうことが出来ない非正規雇用者や職探しに苦労している人達の気持ち、庶民の痛みがわかるはずがないではないか。検察も政治権力に屈することなく総理のいい加減さを暴いて欲しいものだ。民主党の総理だからいうのではない、こんな乳離れが出来ていないウソつき総理は一国民として恥ずかしいと思うからだ。

  NHKスペシャル「立花隆の癌の謎に挑む」75分の番組を見て考えさせられた。これだけ医学が進歩しているのだから人類はもうじき癌を克服することができると思い込んでいたけれど、あと50年から100年かかるという。しかも、癌の遺伝子は動物の進化と直接関わっていてむちゃくちゃしつこい奴、実に手ごわい相手だそうな。世界中で癌による死亡者は年間800万人、日本だけで33万人、人間の半分は癌に罹り3分の1は癌で死ぬといっていた。

 身近にもいま癌で苦しんでいる人がいる、私の両親も癌で亡くなっている。家内のお母さんも癌だった。私も「オレは元気だ」と言っているが、何時癌に罹るかわからないな。最後にテレビに登場した(癌患者の最後を看取っている)鳥取の医師徳永先生は医者というより宗教者のようであった。患者さんに思い残すことなく旅立てるように明るく接して、「人間は死ぬときまで凄い力を持っています」という。

 一緒にテレビを見ていた家内は「貴方が癌になっても手術はしないでね。私も手術は要らないから。自然に死んでいくのがいいのよ。手術で癌が治ることはないんだから」という。実に達観している。僕はまだ死ぬことなんか真剣に考えたことがないし、まだまだやりたいことがいっぱいある。でも立花隆も「わたしは癌が再発したら抗がん剤は使いません。生きる質を落としてまで長く生きようとは思わない」と言っていたのが印象的で実に重い番組だった。

犬の遠吠え?

11月 18th, 2009

 最近暇になったというより自分で時間をコントロールできるようになったおかげで、好きなことができる。勉強のために積極的に講演を聴きに行ったりもする。

 先日県主催の「奈良の元気な森林づくりシンポジウム」に参加し、森林ジャーナリスト、上北山村で間伐材を山からだしている人、里山づくりと取り組んでいる人、県野外活動センターの職員、森林環境教育と取り組んでいる教師、林業に特別の思いを持っておられる十津川村の村長さんなどの考えや体験を聞くことができた。それぞれの立場で森林を生かそうと努力しておられる気持ちが伝わってきて良かったし勉強にもなった。子供たちになぜ間伐が要るかを教えることや特に宿泊体験教育の必要性など、自分もそんなことをやりたいと思っているだけに参考になった。

 昨日は社会福祉の現場で経営者として活動されている方のお話を聴くことが出来た。日本の少子高齢型のいびつな人口構成がますます深刻になってくる、2050年には、新生児が60万人しか居なくて100歳以上の方が50万人になる[今は約4万人]そして世代のピークは80歳になろうという。民主党政権のように後期高齢者医療制度は廃止、障害者自立支援法も見直し、代替の策を決めないで国民におもね子供手当てのようにバラマキばかりやっていていいのか、事業仕分けと称する予算カットも国民にわかりやすいというもののまるで公開処刑、民間委員も民主党支持者ばかり集めてやっている。私が一番不満なのは、官僚支配からの脱却といいながら組合のいやがる公務員給与にメスを入れられないことだ。普天間基地移設問題も暗礁に乗り上げアメリカの圧力が強くなっている。日本の株式市場から外人がどんどん撤退しているという。先行き暗い日本の将来、なんたることか。