Archive for 3月, 2009

人間の業

3月 7th, 2009

 源氏物語ゆかりの宇治市でオペラ「月の影」-源氏物語ーが上演された。この作曲を担当された奈良の尾上和彦さんのサポーター役「劇場空間in奈良」の代表をつとめているのでご招待を受けてみせていただいた。千人以上入る宇治市文化センターが超満員の大盛況、お客さんはほとんど女性ばかりであったが町上げてこれを盛り上げようとの熱気が伝わってきた。主催者や関係者が相当熱く取り組んでいただけに見ごたえがあった。しかし、源氏物語がどうしてこれほど文学的価値を認められ長い間愛されているのか、光源氏は単なるプレーボーイに過ぎない、こんなに非倫理的な行状がなぜもてはやされるのか、男として羨ましく思いながらも許せない気持ちもあって不思議に感じるのである。男と女の世界とはこんなものよ、人間の業が持つ哀れこそ月の影のようなものと解釈したらいいのかな?と思いながらみていた。

 政治の世界では、民主党小沢代表の秘書が逮捕された事件が自民党にも波及しそうな気配だし、小沢氏の強気な態度も少しトーンダウンしてきている。起訴は間違いなかろうという報道が多いし、衆議院の解散・総選挙への影響がどうなるのかいろんな意見が飛び交っている。政治とかねの問題は永遠の課題といわれるようにこれも何時の世も金欲から逃れることの出来ない人間の業かもしれない。

 民主党代表小沢一郎氏の第一秘書が逮捕されまさに永田町は大地震、たまたま東京往復したが、都内でタクシーに乗ったら運転手さんが話しかけてきた。「お客さん、オレたち庶民は定額給付金1万2千円もらえるなあと思ってささやかな喜びとこんな税金の使い方したら後でまた増税されるのかなあと心配したりしているというのに、政治家はなんですか、10年間に3億円も貰って『適法に処理している、一切悪いことはしていない』と居直れる結構なことですね。ばかばかしくて真面目に働く気になれませんよ。一企業がなんの見返りもなく何千万、何億というカネをだすわけがないでしょうが。」今日の小沢氏の記者会見の感想をおっしゃっているようだった。

 僕も、何党がどうだという問題を超えて、もう政治そのものに国民があきれかえっている状態だと思う。それにしても民主党という政党は不思議なことに小沢氏の弁明に対して批判の声が出てこない、それほど小沢氏が恐いのかそれとも党内民主主義が機能しないほど情けない政党なのか?

 「政治とカネ」は永遠の課題といわれるが、「カネを欲しがるなら政治家になってはいけない」という言葉をもう一度かみしめて活動したい。

 

  最近の民主党小沢代表の発言に危なっかしさを感じているひとは多いだろう。「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ。」といい日本自身の防衛力増強を志向するような発言をしたかと思えば「拉致問題は北朝鮮にカネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろう。」と日本人の人権と日本の主権を蹂躙した北朝鮮の犯罪をカネで決着させようと言う。わたしもつねに感じていることだが、小沢民主党は、外交・安全保障で必ずつまずく。党内には、護憲・非武装中立と叫ぶ人と改憲・日米条約堅持と言う人達が同居しており、小沢さんのようにアメリカに対しては傲慢、中国には微笑という姿勢をとっていることもまことに危なっかしい。

 もしも、次の総選挙で民主党が勝ち民主党中心の政権が誕生するようなことになったら、(アメリカが尖閣諸島の領有権に関与しない立場を表明したことから)中国は軍隊を出動させて尖閣諸島を奪い取り武装占拠してしまうのではないかと心配している。いまの日本国にそれをはねかえす力があるだろうか?ましてや民主党中心の政権ができたら大変な事態を迎える。そのことを政治家やマスコミも何も言わないのはおかしいではないか。国家国民よりも自分の選挙が大事だという人があまりにも多すぎる。