Archive for 5月, 2008

福田総理の指導力

5月 31st, 2008

 福田内閣の支持率が20%を切り指導力の欠如が指摘されているが、このたび公務員制度改革が少し前進したことは率直に評価したい。首相の号令がなかったら実現しなかったと思うし民主党案を丸飲みしてでも修正して一歩を踏み出そうとしたことは良かった。なにしろ明治以来の官僚組織にメスを入れその弊害を取り除く足がかりができたことは大きい。

 小学生などに携帯電話を持たせるべきか否かをめぐる問題でも、福田総理はいいことを言っている。さきほどテレビをみていたら竹中元大臣などが「こんなことを国が決めることか」とバカにしていたが国が方針を示さなかったら誰が決めるのか?野放しにしているからいろいろ問題が起こり犯罪につながったりしているのではないのか。どうしても子供に電話を持たせたいというなら電話機能だけの携帯にすればいい。

 しかし僕は福田総理が国家の指導者としてふさわしい人だとは思えない。どのような国作りをしようとしているのか国家観もみえないし、強い指導力もない。

 最近平沼新党がよく話題にのぼる。平沼赳夫先生の政治哲学とブレない政治姿勢に心引かれるものがある。

オバチャンパワー

5月 31st, 2008

 昨日のニュースでヨン様が関空に到着、コテコテの化粧をしてドレスアップした三千人のオバチャンがキャーキャー騒ぎながら出迎えたと言う、わざわざ秋田からきたという人、前日の正午から並んでましたと言う人もいた。ヨン様登場のあのプラトニックラブにあこがれるのか、自分が若い頃体験できなかったことへの郷愁のようなものなのか、男では理解できないな、オバチャンパワーにほんとに驚いた。と同時にこんなことでいいのかという思いも持った。

 いまの日本で一番元気のいい人たちは、子育てを終え時間的にも経済的にも余裕ができたこのオバチャン世代だ。絵画・書道展へ行ってもほとんどオバチャンパワーが圧倒している。お昼ホテルやチョット高級なレストランのなどで食事しておられるのもほとんどオバチャンである。僕等のような政治家を応援するために駆けつけてくれるのもオバチャンたちが多いし、もっとも頼りがいがある。そのかわりこの人たちを裏切ったり怒らせたりすると一番怖い。僕はこのオバチャンパワーをもっともっと社会でいい方向に活用できる道を考えるべきだと思う。子育てで悩んでいる若い母親にアドバイスしてあげるとか、後継者がいない農家の放棄地を利用して野菜作りをするとかそのパワーや経験を活用してもらえる場はいくらでもあるのではないか。オッチャンたちが元気がないからしっかりせよと言いたいところだが、これからますますオバチャンが強くなる社会になってゆくことは間違いなさそうだし活躍してもらいたい。

病んだ日本社会

5月 29th, 2008

 最近、殺人事件報道が多すぎるように思う。ことに女性や子供を巻き込んだ事件が毎日のように起こっている。性犯罪も多い。また子供が親を殺す、親が子供を殺す、夫が妻を殺す、妻が夫を殺す事件も特に珍しいとは思わなくなったことが恐ろしい。簡単に近親者を殺すなんてかつての日本では考えられないことだった。

 どうしてこんな日本になったのか。親を大切にする、両親に感謝する、お年寄りを敬う、ご先祖に感謝するという道徳観がすたれてきたからなのか。   個人主義が行過ぎて利己主義な人が多くなったからなのか。

 また、警察の検挙率も落ちているのではないか、昔に比べて警察の力が低下しているのか。交通事故による死亡者が6千人を切ったというのに自殺者が毎年3万人を下らないのも気になることだ。ストレスの多い砂漠のような乾いた日本社会、やっぱり病んでいるんだな。「モノで栄えてココロで滅ぶ」日本はむずかしい局面を迎えている。

 書道の関係者と懇談の機会を持ったときの話である。「最近書道をやる人がドンドン減りつつある。だから筆・墨・紙などの業界も年々売り上げが減ってきている。また紙などあまり買わなくなったのは、一つの作品を仕上げるのに以前は先生がよろしいとおっしゃるまで何十枚と書いてなかなか妥協しなかったが最近は数枚書いたら良しとする傾向があるのと書道を続ける経済的な余裕もなくなってきたからだ。やはり小中学校で書写書道をもっと教え裾野を広くすることだ。」という。

 筆・墨の業者が多い奈良にとっても由々しきことである。そもそもいまの学校教育は国語をおろそかにしているように思う。PCやケータイの普及によって手で文字を書かなくなったことも問題だ。私たちも漢字など読めても書けない字が多い。国語の力をつけることが大事、それには書写書道の果たす役割が大きいことをもっともっと知ってもらわねばなるまい。

台湾の最新事情

5月 25th, 2008

 4泊5日で台湾へ行ってきた。国民党の馬英九総統誕生でこれから台湾がどのように変わろうとしているのかこの目で確かめたいという思いをかねてから持っていたので勉強になった。中国から1300基のミサイルで威嚇され脅威にさらされている台湾が、なぜ独立を標榜する民進党政権の継続ではなく中国との融和を唱える国民党の政権を選択したのか、私は日本にとっても不安なことだと思っていた。

 行って見て、台湾経済が落ち込み腐敗のにおいがする民進党政権が飽きられていること、中国との共存共栄を図る現実的なみちを選んだほうが良いと台湾国民が判断していることなどがよくわかった。馬英九総統の就任演説のなかに三つのノー「統一しない、独立しない、武力を用いない」がはっきりとうたわれ、アメリカや日本と一層関係を強化してゆきたい意向であることを外交部の幹部から聞かされ少し安心した。

 日本は自由主義陣営の台湾、韓国、アメリカとともに協力しあって共産党一党独裁の中国をけん制してゆくことも大事だと思うので台湾の歩みは一層重要になってくる。

 改装された故宮博物館も見せてもらった。世界有数の博物館といわれるだけに中国文明八千年の歴史の重さを実感した。また、台北の街を歩き、世界の多くの国と国交を結ぶことができない国ではあるが日本にはないような活力を感じた。