久々にちょっといい話を聞いた。双日総合研究所副所長の吉崎達彦氏の講演だ。
「アメリカのニューヨークタイムズが1月『日本の失敗という神話』を載せた。日本は終わった国だというが、彼らほどうまくやってる国はない。失業率は4%でアメリカは8%、平均寿命は日本のほうが4歳長い。日本のインフラも凄い。年間平均労働時間も1,700時間でアメリカ人より日本人のほうが休みが多い。ちなみに韓国人は2,100時間も働いている。日本が失敗しているのではなくアメリカが失敗したのだ。
日本が財政収支の赤字を抱えながら何とかやっているのは貿易収支の黒字があるからだ。
2005年は石油の値段1バレル50ドル・為替が1ドル120円でしたが、今1バレル100ドルで為替は1ドル80円、それでもこの間の貿易収支は70兆円と変わらない。日本の企業がとてつもない努力をしてきた証拠だ。」などとおっしゃりながら、次の3つの問題点を解説された。
「1つは税、このタイミングで消費税を上げるのは思うところありだが総理が政治生命をかけると言ってるのだから通すしかない。2つ目、原発については関西電力がかわいそう、再稼働させてほしいというと、人殺しといわれるのはおかしい。東電がああなった以上電力業界を背負うのは関西電力しかない。40年経ったのは廃炉にしたらいいが、大飯原発のように新しいのは使わないと損。脱原発をいうのは容易いが無責任だ。3つ目、TPPの話。TPPをやりたいというと中国の態度が変わった。同様に日中韓でFTAをやるぞと言ってアメリカを焦らせればいい。」
最後に「日本経済は難局にあるが力強いところもある。決定的に足りないのが勇気や意欲だ。難局に挑みどうなるかわからないところを切り開いていくのが人生、若者が冒険できる環境をつくってやることが大切だ。」と結ばれた。
今日また別の経済学者の講演で、「いつの時代も世界はバブルと不況を繰り返してきた。共通して言える不変の要因は、商道徳の崩壊である」と言っておられた。我欲が理性を押さえつけてしまう、そうさせないために教育が大事だというふうに受け止めたのだが、人間のさがとはやっかいなものである。
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5月13日(日)、家族と共に山添村の神野山に登った。都祁の自宅からクルマでわずか15分、目に沁みるような青葉若葉、綺麗な曲線を描く茶畑を見ながら鍋倉渓のふもとに到着、クルマを降りて山頂を目指す。
鍋倉渓は幅10メートル、長さ650メートルにわたって溶岩が、流れ出したような景観を作り出している。奈良県の天然記念物に指定されており岩の下を流れる伏流水は大和の名水に選ばれている。
大きな岩がゴロゴロ並んでいる谷の脇をフーフー言いながら登ってゆく。家内は「素晴らしい!屋久島の景色に似てるわね。」と言った。
ようやく山頂にたどり着き展望台から四方を眺めると、東は名張、西は生駒山、南ははるか吉野の連山を望むことが出来たし、北は笠置方面が見えた。また、山頂の広場はつつじが満開、赤、ピンク、白などが鮮やかで、周辺の山々の黄緑と濃い緑のコントラストと共に素晴らしい景観であった。
「めえめえ牧場」のほうに降りて羊にせんべいをあげると子羊も寄ってきて実に可愛かった。
この県立自然公園神野山一帯には、このほか森林科学館、茶の里映山紅、野外バーベキュー場、行基さんが建てたという神野寺など魅力的な観光資源がいっぱいだ。それなのに、つつじが満開の季節にかかわらず来訪者は意外に少なかった。「奈良を代表する観光スポットがここにもあるんですよ」と売り出すべきだと思った。
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福原さんのユーモラスないでたちと語り
[caption id="attachment_931" align="alignright" width="150" caption="泉浩子さんの熱演ぶり"]

[/caption] いよいよゴールデンウィークに突入、つい先日まで「寒い寒い」と冬物を着ていたのに数日前から夏日だという。慌てて我が家も夏物を引っ張り出して衣替え。毎日結構忙しくてボーッとしている暇がない。
23日は三重県の白山町まで行き堆肥つくりの勉強に参加させてもらった。24日はNPO法人の総会案内の仕事やお客さんの相手、25日は我がきみかげの森にステージを作るための相談をしたり、室生の持ち山に入って作業道作りや間伐をするため5人で12ヘクタールの周囲を歩いた。26日は奈良マラソン実行委員会や保護司の総会に出席、夜も漢国神社のご造営委員会に出て行った。27日は暑い一日、朝から終日農作業、28日は午前中パソコン教室、午後は朗読の会を聴きに。今日は、一日家内の言うことを聞いて蔵の中の整理や庭の植木の手入れ、部屋にかけている絵などを取り替えた。
昨日の朗読の会は、もう20年以上親しくお付き合いをいただいている泉浩子さんと福原浩代さんのお2人が中心になって開いておられる「浩の会」でわれわれ夫婦毎回ほとんど欠かさず出席し楽しみにしている催しである。泉さんは、元民放のアナウンサー、「泉の会」という朗読の会を主宰しておられ、わたしは選挙のウグイス嬢もこのグループの人達に毎回お願いしてきた。
泉さんのオハコは山本周五郎の小説、昨日も「野分」という演目で福原さんとの熱演ぶりに涙があふれてきた。会場はすすり泣きが聞こえ、お隣のご婦人もハンケチで目をぬぐっておられた。かと思うと、福原さんは、ユーモラスないでたちで、しかも面白い語り口、会場は笑いに包まれた。朗読を20年やっているとおっしゃったが、お2人とも素晴らしいお人柄だし、グループの皆さんもいい人ばかり、これからもますます磨きをかけて続けてほしいと思う。
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「疑わしきは罰せず」なのか、それとも「検察の信頼失墜が影響しているのか」、小沢一郎氏は一審で無罪に。「当然だ」という人あり、「そんな馬鹿な」という人あり反応はいろいろだが、この判決を受けて株価が下がったというから、政局への影響は非常に大きいと思う。常識として「政治資金で都心のマンションをいくつも買っている異常さ」、「常に4億円もの大金を現金で自宅に置いているという主張がまかり通る不思議さ」が私には理解できないし、議員秘書という仕事を20年務めた経験から推しても小沢議員と秘書の関係を理解できない。しかもこの20年ほど日本の政治がずっとこの男に翻弄されてきたことを考えると、真っ先に政治の世界から消えてほしい人である。「小沢に総理をやらせていたらもっと日本の政治は良くなっていたのに」という人もいるそうだが、私は反対だ。
若い頃の彼は田中角栄さんの金庫番と言われた某女史と毎日マージャンに明け暮れていたことを知っているし、金丸さんの威を借りてゼネコン各社を振り回し大金をふんだくっていた当時のことも周知の事実だ。
株価が反応したようにこれで野田総理がもくろむ消費増税が一層難しくなった。衆議院の解散も遠のくのではないか?しかし、政治の世界はなにが起こるかわからない、小沢グループをはずして野田総理と谷垣総裁が「エイヤー」と手を結ぶようなことになったらどんでん返しが起こるかも?お二人にそんな力があるだろうか?
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お祝いの花束を受ける奥野誠亮先生
[caption id="attachment_922" align="alignright" width="150" caption="荒井敦子さんの歌から始まった。"]

[/caption] 私が20年間秘書としてお仕えした奥野誠亮先生が数え年百歳を迎えられたのを機に、1000人以上の方々が出席して「偉業を讃え、ご長寿を祝う会」が開催された。主賓は綿貫民輔元衆議院議長で、政治評論家の岩見隆夫氏の講演もあったが、ご本人奥野先生は20分の予定を倍以上の40分大声で挨拶に加え持論を述べられた。なにしろ私は30歳も年齢が若いのにまだ圧倒されるくらいの迫力で演説されるのだからかなわない。遺言のように言われた内容は、天皇を中心とした今の日本の国柄を大事にしようということと敗戦から67年経つのに自虐史観から抜けられないいまの状態から早く抜け出そうということであった。
私もこの方の薫陶を受けてきたから全くその通りだと思うのだが、世代の変化によって天皇制にたいする考え方や先の大戦に対する評価も、ゆがんだ戦後の教育を受けた人たちはどう受け止めるだろうかと思いつつ聴いた。
会場にはあの中選挙区時代にお世話になった人たちやなつかしい顔がいっぱいでまるで自分が浦島太郎になったような気分であった。みんな同じように歳をとっているけれど元気な顔、顔に出会えてうれしかった。
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