台湾の最新事情


 4泊5日で台湾へ行ってきた。国民党の馬英九総統誕生でこれから台湾がどのように変わろうとしているのかこの目で確かめたいという思いをかねてから持っていたので勉強になった。中国から1300基のミサイルで威嚇され脅威にさらされている台湾が、なぜ独立を標榜する民進党政権の継続ではなく中国との融和を唱える国民党の政権を選択したのか、私は日本にとっても不安なことだと思っていた。

 行って見て、台湾経済が落ち込み腐敗のにおいがする民進党政権が飽きられていること、中国との共存共栄を図る現実的なみちを選んだほうが良いと台湾国民が判断していることなどがよくわかった。馬英九総統の就任演説のなかに三つのノー「統一しない、独立しない、武力を用いない」がはっきりとうたわれ、アメリカや日本と一層関係を強化してゆきたい意向であることを外交部の幹部から聞かされ少し安心した。

 日本は自由主義陣営の台湾、韓国、アメリカとともに協力しあって共産党一党独裁の中国をけん制してゆくことも大事だと思うので台湾の歩みは一層重要になってくる。

 改装された故宮博物館も見せてもらった。世界有数の博物館といわれるだけに中国文明八千年の歴史の重さを実感した。また、台北の街を歩き、世界の多くの国と国交を結ぶことができない国ではあるが日本にはないような活力を感じた。