民主主義が危うい?


 日本人は櫻が好きだ。私も櫻の花を見ていると満たされた気分になる。西行法師の「ねがはくは花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ」という気持ちがわかるような気がする。
 世界は今大きく揺れている。トランプ大統領のアメリカファースト、中国の習近平主席とロシアのプーチンの独裁化を見ていると、日本のような議会制民主主義が果たしていいのだろうかと思えてきて頭がおかしくなってくる。いい悪いは別にして独裁国家はやることが早い、いうべきこともはっきりいう。私は長い間日本の政治を内側から見てきたけれど、実にまどろっこしい、一歩前進したかと思えば二歩下がったりすることが絶えずある。
 私は小泉郵政改革に反対票を投じて政治生命を絶たれた。アメリカの要求をうのみにして郵貯、簡保を切り離したばかりに不採算部門ともいうべき郵便事業は赤字を抱えて今も困っている。私たちが主張していたように、民営化するのであれば全国一律サービスの是非やコスト負担をどうするかもっと議論すべきだった。小泉さんは、国民を煽ってマスコミや国民も踊らされたが自衛隊のイラク派遣とともに国益を損ねた大失態をやってしまったと思う。独裁者のように振舞ったが評価できる総理とは言いがたい。
 日本の今の政治は公文書の改ざんや隠ぺい問題で揺れ、大事な政策課題や憲法改正が進まない。安倍政権になってから官邸への権限集中が進み、省庁縦割りの弊害が弱まり総理の考えていることが早く降りてゆくようになった。ところが、主たる人事権まで官邸が握っているから各省庁の大臣や官僚まで官邸の総理や官房長官の顔ばかり見て仕事をするようになってきたのではないか?だから、忖度などという言葉が出てきたのだと思う。総理に権限が集中していいこともあるが、弊害もあるということだろう。
 しかし、いまの日本のように大事な問題が前進しないで、いつまでもモリやカケだと政権の足を引っ張ることしかできていない国会が果たして議会制民主主義の正常な姿と言えるのだろうか?
 それにしても、総理夫人は主人の足を引っ張るようなことはやめてもらいたい。

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