健康について考える


 先日、「日本の食卓から魚が消える日」という非常にショッキングなタイトルの講演を聴いて文字通りショックを受けた。講演者はマルハニチロ社長の伊藤滋氏。日本が今おかれている漁業の実態と漁業資源の重要性がよく理解できた。
 「魚の世界の生産量(漁業と養殖合わせて)約2億トン、日本は世界で7番目の生産高。日本人は一人当たり年間47,9㎏の魚を食べているが、肉類の消費量がだんだん多くなってきて2014年から魚の消費量が肉類を下回るようになった。2015年の統計では魚の国内生産量は420万トン、輸入量が250万トン、輸出量が60万トンで合計610万トン、消費量も大体それぐらいでバランスしているが、世界の人口は2050年97億人、2100年112億人と予測され、世界中で食料の争奪戦が起る、魚も大幅な供給不足となるでしょう。日本では和食との親和性から水産物を評価しているが、欧米では健康への有効性を重視している。
 平均寿命と健康寿命との差、日本の男性は9,2年で女性は12,7年 平均すると11年 日本は要介護期間が世界一長い。この間に使われる医療費が莫大なものとなり、保険医療体制の危機が叫ばれている。
 まぐろ、かつお、さけ、マアジなどは肉より圧倒的に栄養価が高い。サケのアンセリンは目の疲れに良い。青魚はDHA,EPAが多く含まれている。」などと話された。
 日本の漁業にも跡継ぎがいない、漁業組合のセクショナリズムなどいろんな問題や課題があるようだ。食料の争奪戦の中、魚が食べられなくなるというのは世界文化遺産である日本食にとっても非常に深刻な話ではないか。
 世界中の人たちが健康志向だという話を聞いて、私が今良質の日本茶を販売していることも方向として間違っていないなと思った。ある統計によると、日本人一人がコーヒーに使っているお金は年間11,000円、ペットボトルのお茶には6,000円、急須を使って淹れる日本茶には4,000円、紅茶には700円だという。日本食が世界文化遺産なのに食事に伴って日本茶が出てこないで、中国産のウーロン茶が出てくるのはなぜか?、生産者が丹精込めて作っているお抹茶や良質の煎茶が健康寿命を延ばすのに寄与していることが証明されているのに下級茶が入ったペットボトルより下になっているのはなぜか?私の反骨精神がむくむくと湧き上がってくるのである。
 先日、今年初めてゴルフをしてその時ご一緒させていただいたプレーヤーの中に88歳の紳士がいらっしゃった。年間60回以上回っておられるようだがプレーも振舞いも素晴らしい方で、まさに人生の模範としたいような人であった。いつまでも健康を維持しこのような先輩を見習いたいものである。

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