反論する人もいるでしょうが、2つのことを言わせてもらう

1、同性同士の結婚が合法化されたというニュースにこれから日本もそうならなければいけないと思わせるような報道がまかり通っている。夫婦別姓を認めないのはおかしいという風潮も作り出されているように思う。

果たしてそんな国になって良いのだろうか?同性愛を認めることと同性婚の是非とは全く違う。憲法にあるごとく「両性の」合意によって結婚は成り立ち、子供をつくり子孫が形成されてゆく。夫婦別姓問題もさんざん議論されてきたけど国論を二分している感じだ。いまも別姓の通称使用は認められているのだから今のままで良いと私は主張している。これ以上家族の絆を弱めてはいけない。

2、最近郵政株が上場された。私は小泉総理の郵政民営化法案に反対して政治家としての生命を絶たれた。私たちは郵便・簡保・郵貯の三事業一体の民営化は良いが簡保・郵貯の儲かっている分野とユニバーサルサービスを求めれ儲からない郵便事業を切り離してはアメリカの餌食になることがわかっていたから反対した。案の定10年経った今、株式を公開しても日本郵政の「日本郵便」は赤字を引きずったままだ。簡保や郵貯の美味しいところにはアメリカの投資家がどんどん入ってくる。竹中平蔵氏と小泉純一郎氏はアメリカに恩を売った反面日本の国益を大いに損じていることが明白だ。国民も踊らされて刺客に投票した人が多かった。

だから、政治家の判断とは怖いもの、あとになって評価がわかってくる。小泉氏に引き換え田中角栄さんはカネにまみれたかもしれないが、偉かった。今の新幹線や高速道路をみれば如何に先見性があったかよくわかる。「決断と実行」通りの政治家だった。他方、「誰が何と言おうと靖国に参拝するんだ」と言って総理になった人が、総理になる前も後も靖国神社に参拝された事実を聞いたことがない。