秋本番、私の秋、奈良の秋

我が家の庭に栗の木が二本あり、その一本はもう倒れそうな老木,あとの一本は若い。老木は毎年最後の力を振り絞るように見事な栗を落としてくれる。若木は小さな栗だが元気いっぱい、今年も拾いきれないほど恵みをくれた。私はこのところこの栗を使って渋皮煮をつくるのにはまっている。鬼皮を剥くのが大変なので妻は全くやる気がない。根気よく鬼皮を剥いてレシピを見ながら3日ぐらいかけて作るのだが、何回かやっているとコツがわかってきておもしろい。家族や身近な人に少しづつ食べていただいて「美味しい」と言ってもらうとまたやる気がでてくる。

昨日は料理教室で、うどんの作り方を学んだ。塩と水の分量を季節によって微妙に加減すること、もんだり、足で踏んだりと結構重労働、そして包丁で均等に切っていくのも難しい。先生のおかげで何とかできたものの、短いのや太いの、かたいのがあって楽しかった。

朝久しぶりに、短パン、半そでシャツにスニーカー、帽子をかぶって奈良公園をウオーキング。天神社、浮見堂、正倉院展まじかの奈良国立博物館、興福寺の南円堂(西国9番札所)あたりを通るのが私の定番コース、こんなに素晴らしい散歩コースは他にあるものかと思うほど気に入っている。奈良はこんなにいいところなのに日帰り客がほとんどだという。なんで観光客が泊まらないの?なんでホテル・旅館が不振なのか?世界に誇るべき文化遺産に頼っているだけで観光に携わる人たちの「おもてなし」の心が伝えきれていないのではないのか?多くの旅行者に奈良の秋を満喫してもらいたい。