どうしてわかってくれないの?

長い間政治の世界に浸かっていたのに、最近政治のテレビ番組や新聞記事を見るのが嫌になってきた。

国際社会におけるイラク、ウクライナ、リビアなどの情勢や日本を取り巻く安全保障上の変化に対して、オバマ大統領の対応があまりにもお粗末であることや、集団的自衛権をめぐる国内政治の動きがあまりに遅くじれったいから「何をやっているのか」と怒鳴ってやりたい気持ちだ。世界の警察の立場を自ら捨てたオバマにくっついているだけでは日本は将来を見誤ってしまう。また、自衛権を個別的と集団的とに分けて前者は行使容認だが後者の行使は許さないという国は日本以外世界中どこにもないだろう。安倍総理も我慢を強いられているのだろうが、「戦争反対」のプラカードをもって議員会館や総理官邸の前でシュプレヒコールを上げている人たちばかりを写して茶の間に流しているメディアも許せない。集団的自衛権行使を容認すれば、日本が戦争に巻き込まれるとか軍拡競争につながると煽るのはとんでもないことだ。それよりも、集団的自衛権行使によって同盟国との絆をより強固なものとし、隣国の野望を許さない、それが戦争を抑止することにもつながるんだということをどうしてわかってくれないのか?

国民も平和ボケから目覚めないととんでもないことになることを知るべきだ。