いまの医療の常識を覆す本に出会った

最近読んだ本の中で「医者に殺されない47の心得ー医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法(近藤誠ー慶応義塾大学医学部放射線科講師 著)」は今までの医療についての常識を根本から覆すものであった。2013年年間ベストセラーランキング第1位、100万部突破とある。私はこの10年程ほぼ毎年人間ドックや健康診断を受けているし、今年も近く予約を入れているのだが、この著者は医者でありながら、いまの医療をほとんど否定して菊池寛賞を受賞しているのだ。「がんは切らずに治る。抗がん剤は効かない。検診は百害あって一利なし。がんは原則として放置したほうがいい。」などと言い放つ。

「ステーキやトロを食べなさい。メタボに差し掛かる程度の小太りが一番長生き、コレステロールが高いほど長生きしています。ピンピン100歳への体つくりは毎日卵と牛乳から」というのもおもしろい。延命治療の無駄も書いている。私は著者や出版社の回し者ではないが、まだお読みでない人には読む価値があると思う。