料理教室で教わったこと

料理教室に毎月1回通いだして今日丸2年を迎えた。毎月先生(女性の管理栄養士)のご自宅で友人(もちろん男性)と二人で4品か5品の料理を教えていただき、作ったものを先生とともに食べて帰っている。もう24回も通ったから教えていただいた料理もかなり増えたし、下手ながら先生からもう「私に習ってる」と外で言ってもいいよと言われた。要するにお前たちを私の弟子だと認めてあげるということだろう。

先月は生姜料理(生姜と油揚げの炊き込みご飯・豚肉の生姜焼き・サツマイモと生姜のかき揚げ・大豆水煮と青しそのかき揚げ・里芋と切干大根の生姜和え・貝割菜のおすまし・ジンジャービスケット)と盛りだくさん。家で早速復習のため生姜と油揚げの炊き込みご飯をレシピ通り作ったが、家内はご満悦、味も上々だった。

今月はオムレツ・オムライスにトマトのサラダを添えた料理を習った。また、ホワイトソースの作り方も学んだ。チキンライスにオムレツを巻き込む要領が難しくて先生のように形よくできなかった。でも最近料理を作ることの楽しさがわかってきて、テレビの料理番組や雑誌に載っている珍しい料理を見ると、作ってみたいなとかどうして味を付けるのだろうなどと好奇心をもつようになってきた。

先月習った生姜料理の数々

先生は、管理栄養士だから栄養のことについてもお詳しいので、今日は、毎年厚生労働省が実施している国民栄養調査の結果(平成23年度のデータに基づく)について教えていただいた。その中で気になったことがいくつかあり、一つは世帯の年収と食品摂取量の関係である。年収200万円未満の家庭では野菜・果物・肉類の摂取量が少なく、20歳代から40歳代では生鮮食品の価格が高くて買えないという世帯が多いということ。もう一つは、日常生活の中で感じている悩みや不安の理由が、20歳代男性と20~40歳代女性が「収入や将来の生活設計について」、30~50歳代男性では「仕事について」と答える割合が最も高い、また30~40歳代女性の1割以上が「日々の食費の確保」に不安をもっているという。食べ盛りの子供を持った家庭で満足な食事ができていない状況が透けて見えるようだ。生鮮食品を買えずにカップラーメンなどで済ましているようならゆゆしきことだ。