ニュージーランドで自然を満喫

我が家の家庭本部長に連れられて(笑)、8日間のニュージーランドツアーに参加、昨日帰ってきた。なにしろ向こうは真夏から秋に向かおうとしている頃、湿度は低いが昼は太陽が照りつけその上紫外線が日本の7倍とか、29度のオークランドから昨夕関空に着いたときは7度と言われ身体がビックリしているようだった。

でも、日本の7割くらいの国土にたった440万人しか住んでいない国、羊の数が3400万頭、オークランドは別にしてどこもかしこも広々とした羊や牛の放牧場だらけ、湖と雪の残る山々が美しい。まるで別世界、せせこましい日本と違って国民性もゆったりしているようだった。仕事ものんびりしていて、朝9時からと決まっていても9時5分位に出勤して夕方5時には帰りの車のエンジンがかかっているような働きぶりだという。でも私たちは、大自然の美しさをトレッキングやセスナ機の遊覧飛行などで満喫できたし、水道水がそのまま飲めるのもありがたかった。特に感激したのは、星オンチの私さえ輝く南十字星やオリオン座、天の川、また、標高3754メートルのマウントクックの下をトレッキング、ドドーンという音とともに崩れる氷河を目の当りにして改めて人間はちっぽけな存在だなと思わされた。

この素晴らしい大自然に恵まれた土地を中国が買いに入っているのに政府が頭を痛めていること、中国人の観光客が増えてオークランドの街などまるで香港かシンガポールみたいになってきている、しかしマナーが悪く洋式トイレの使い方を知らないような人が便座を汚すなど困った問題も起きているとのことだった。尖閣で迷惑をこうむっている日本だけではなく、彼の国はどうやら南半球でも嫌われているようだった。

マウントクックを背にして