大晦日雑感

昨晩はマリンバ奏者松本真理子さんの忘年会に今年も参加、松本さんの絶妙なおしゃべり、彼女を中心とする多彩な人脈との交流、助手の皆さん手作りのゲーム、趣向を凝らしたお遊びなどに加わり楽しいひとときを過ごすことができた。

昨日の雨とは違い今日は晴れているが結構寒い、家内と娘がマンションの掃除やご馳走作りに精をだしている。この夏、琵琶湖で教えてもらって漬けた鮒ずしの樽を開けると程よい味になっていた、お正月の我が家の食卓が楽しみだ。今夕、久しぶりに東京からかわいい息子が帰ってくると言って家内はウキウキしている。

今年は、恐ろしいほど早く過ぎてしまったような気がする。そして、私の周辺でもいろんな方が鬼籍に入られた。食道がんで奥さんを亡くした友人からの手紙に「嫌いにならないでよという妻を涙かくしてそっと抱き」という歌が添えられていた。どんなに愛し合っている夫婦にもいつかは別れる時が来るんだと思いながらもらい泣きした。

一年を振り返ると、政治の停滞や景気の低迷に加え、中国・韓国など近隣諸国の領土・領海をめぐるゆさぶりにイライラがつのる一年でもあった。しかし、暮れの総選挙で自公政権が復活、安倍総理の発言を聞いてようやく日本らしい日本を取り戻せそうだという期待を持ちつつ越年できるようになった。

地元奈良市では来年夏に市長選挙と市議会議員選挙があるという。職員の不祥事が次々起こるうえに何も決められない市長、議長選挙をめぐっていかがわしい事件を起こした議会の体質など、市民感情としては耐えられない気持ちだ。あと4年間またもやのらりくらり同じ体制が続くようでは困る。国は政権が替わり一新したのだから、奈良市も市長・議員ともに全部取り替えるくらいの気持ちで、有権者は今までの支援やしがらみを捨てて投票を考え直すべきだ。県都奈良市の看板が泣いている。