自公圧勝の総選挙

自公325・民主57、誰がここまでの結果を予想しただろう。奈良県でも自民4・民主1という結果になった。私も選挙前は自公はうまくいって衆議院過半数の240議席くらいかと思っていた。

3年余り前、「政権交代」の大合唱に踊らされた有権者が、こんなに大きく変化するとは、振り子の振幅が大きすぎてこれで日本の民主主義はいいのだろうかと心配になるほどだ。

選挙中の動きや選挙結果を振り返ると、有権者が「民主党にだけは入れたくない。第3極といわれる新党に期待したいところだけど思ったほど大したことはない。やっぱり自民党にもう一度この国を託すしかないのか」という思いの有権者が多かったということではないか。投票率が下がったのは政治には期待できないというあきらめの有権者が行かなかったからだろう。一緒に議員として活動してきた仲間で前回落選していた同期の人たちもみんな雪辱を果たした。心から「おめでとう」と言いたい。

奈良一区の新人小林候補を応援してきたが、午前2時頃復活当選が決まってほんとうに良かった。選挙区で当選した馬淵氏はやはり強かったけれど、小林さんがこれから議員として成長し、しっかりした地盤を固め次は選挙区で当選できるよう頑張ってほしいと思う。

自民党もこの大勝におごってはいけないと思う。今回の勝利は敵失で勝ったようなものだ。それに、隣の中国や北朝鮮が尖閣やミサイルで挑発してくれたことも結果として自民党への追い風となった。経済の立て直しと国民が安心できる安全保障政策に取り組んでもらいたい。

野党となる民主や維新も反対ばかりするのではなく是是非非で与党と向き合ってほしい。

それにしても、奈良一区の開票は一番遅かった。開票所を2か所に分けるなど改善しなければ全国に恥をさらすことになっている。