日本人の心のふるさと・・・お伊勢さんと古事記

久しぶりにみた夫婦岩伊勢神宮に参拝

昨日、経済倶楽部の方からお誘いを受けて久しぶりにお伊勢参りのバス旅行に参加、内宮・外宮や新しくできた「せんぐう館」などを見せてもらった。日本人の心のふるさとと言われる光景に触れ伝統や日本の国柄の素晴らしさを再認識する思いだった。また、二見ヶ浦の夫婦岩を観たときは子供のころ両親に連れられてきたときのことを思い出してなつかしかった。

伊勢神宮に参拝

そして今日、皇族の血を引く竹田恒泰氏の「古事記から日本を学ぼう」という講演を聴いた。県文化会館の国際ホールが満席の状態、竹田氏の話も素晴らしかった。「日本人は昨年の大災害によって経済力だけでなくこころ豊かに過ごせる価値観を再発見した。日本は約2千年続く世界最古の王朝国家であり、天皇が贅沢をしていたということを聞いたことがない。これだけ長く続いてきたのは国民本位の政治が行われてきた証拠である。西洋人を理解しようとすれば聖書を読まねばわからない。日本人を理解しようとすれば古事記だ。大自然に生かされているという自然観と働くことが生きがいであり幸せそのものとする死生観が日本人の特性であるが、西洋人は大自然を管理する力を神からもらっている、だから食事もいただく権利があるとする、また働くことは神から与えられた罰だととらえているから価値観が全く違う。

もう一つ大事なことは、古事記に流れているしっかりした国家観や歴史観をもつことであるが、若い世代が誇りを持てるようなことが教科書に書いていないので日本人は日本を愛することができていない。GHQにやられてしまったが、正しく歴史を教えていけばきっと若い世代が誇りを持てるようになる。日本の未来は前途洋々だ。」

10年以上教科書改善運動と取り組んできた私にとって実に励まされる思いで嬉しかった。