政治に対する失望感が増幅

今の日本の政治はどうなっているの?腹を立てたり、失望があきらめに変わっていく、実に残念だ!

一つは、野田総理に社会保障と税の一体改革では合意しておきながら、消費増税に反対している他の野党と一緒になって野田総理の問責決議を突きつけた谷垣自民党にはホトホトあきれてしまう。こんな姿勢が国民に支持されると思ったら大間違いだと私は考えている。民主党政権を支持しているわけではないが、良し悪しは別にして野田総理は政治生命をかけて消費増税を実現させた。しかも自民も公明もこれに乗った以上は、赤字国債法案、選挙制度改革や議員の定数削減なども実現させてから解散を要求すべきだ。その上、領土問題など国難が降りかかっている現状を考えると、民主党ではだめだだめだと騒いで解散総選挙要求一点張りでは外国からもなめられ、見透かされてしまう。党利党略そのものだ。与野党一丸となってこの国難に対処しようという度量が欲しい。自民党の中にしっかりとした重しになるような指導者がいないのか?

もう一つ、尖閣諸島の調査をしたいということで政府に許可を願い出た東京都の申請にNOの決定を下した野田政権の姿勢に全く失望した。中国との摩擦をこれ以上広げたくないという気持ちが見え見えで、かの国にますます付け入る隙を与えてしまった。石原都知事の姿勢は一貫しているし、それを支持し14億円もの大金を短い間に出した国民の想いというものが、今の政権には全くわかっていない。次の総選挙の後、民主党政権はなくなっていると思うが、かといって、自民、民主、維新の3すくみ体制で国政がますます混迷を深めていくことがないよう願いたい。