二日続けて猛暑の中の体験

梅雨が明けたそうだ。連日35℃を超す猛暑が続いているが、16日は明日香村、17日は琵琶湖の孤島へ出かけそれぞれいい体験をさせていただいた。

16日はご案内の通り「海の日」で祝日、奈良県は海なし県なのでこの日を条例で「川の日・山の日」と定めている。奈良県の広報で知り、家族3人「万葉集を学びながら飛鳥川の周辺を散策する催し」に申し込んで参加した。県河川課のお世話と万葉文化館の方のわかりやすいご説明をいただき飛鳥川周辺を2,5キロ歩くのだが、猛暑の中なので汗だくの行進となった。でも万葉集の歌と歴史を聴きながら1400年前を偲びいろんな遺跡を見て勉強になった。県立万葉文化館の中も開館して10年以上となり充実してきているのを感じた。

17日は滋賀県近江八幡市の琵琶湖の孤島沖島へ家内と二人で鮒ずしを作る体験講習会に参加した。最近まで知らなかったのだが琵琶湖には竹生島の他に沖島という小さな島があり日本国中でたった一つ淡水で人の住んでいる島だという。人口は300人、党内には小学校しかなくそれも全校生徒がたったの10人、島には一台も自動車がない。近江八幡の堀切港から舟で10分だからそんなに不便はないようだ。3年前から町おこしの一つとして琵琶湖名物鮒ずし作りの講習会をやっている。大津市に住む家内の妹が申し込んでおいてくれたので行くことができたが、結構この講習が人気だそうだ。塩に漬けた5キロのにごろ鮒約20匹の鱗を取って塩をきれいに洗い落とし乾かしてからお腹にご飯を詰めて樽に漬けこむ作業を教えてもらいながらやる。都祁から近江八幡まで車で片道2時間弱、重い樽を持って帰って疲れた。鮒ずしは好き嫌いがあるから他人に押し付けるわけにはいかないが、我が家はみんな好きなので食べごろとなる12月が楽しみだ。

洗った鮒をつるして乾かしているところ
鮒を一匹づつ丁寧に塩をおとし鱗をとる