県立自然公園 神野山(こうのやま)に登って

P1010612 (1024x768) (800x600)P1010611 (1024x768) (800x600)P1010610 (1024x768)  5月13日(日)、家族と共に山添村の神野山に登った。都祁の自宅からクルマでわずか15分、目に沁みるような青葉若葉、綺麗な曲線を描く茶畑を見ながら鍋倉渓のふもとに到着、クルマを降りて山頂を目指す。
鍋倉渓は幅10メートル、長さ650メートルにわたって溶岩が、流れ出したような景観を作り出している。奈良県の天然記念物に指定されており岩の下を流れる伏流水は大和の名水に選ばれている。

大きな岩がゴロゴロ並んでいる谷の脇をフーフー言いながら登ってゆく。家内は「素晴らしい!屋久島の景色に似てるわね。」と言った。
ようやく山頂にたどり着き展望台から四方を眺めると、東は名張、西は生駒山、南ははるか吉野の連山を望むことが出来たし、北は笠置方面が見えた。また、山頂の広場はつつじが満開、赤、ピンク、白などが鮮やかで、周辺の山々の黄緑と濃い緑のコントラストと共に素晴らしい景観であった。
「めえめえ牧場」のほうに降りて羊にせんべいをあげると子羊も寄ってきて実に可愛かった。

この県立自然公園神野山一帯には、このほか森林科学館、茶の里映山紅、野外バーベキュー場、行基さんが建てたという神野寺など魅力的な観光資源がいっぱいだ。それなのに、つつじが満開の季節にかかわらず来訪者は意外に少なかった。「奈良を代表する観光スポットがここにもあるんですよ」と売り出すべきだと思った。