65回目の金剛葛城山下一周駅伝大会

スタート地点の様子
スタート地点の様子
 毎年この時期に金剛葛城山下一周駅伝大会が行われ、私は大会会長として欠かさず出席し、開会式で挨拶をしている。今年で65回目を迎え、箱根駅伝に次ぐ伝統を誇る大会だ。しかも今年は嬉しいことに参加チームが増えて124チームがスタートした。金剛おろしが吹き付けるアップダウンのきついコースだけにランナーは大変だろう。この大会は御所市体育協会とわが奈良陸上競技協会との共催なので御所市民上げての支援をしていただいている。市の行政はもとより、警察、消防の協力や経済界の寄付もありがたい。今年から知事杯も出すというので副知事がきてくれた。
 全国でもこれだけ多くのチームが参加する駅伝大会はないだろう。一昨年から始まった奈良マラソンも良い刺激になっているに違いない。しかし、先日行われた都道府県対抗駅伝でわが奈良県は女子33位、男子41位と全国レベルでみるとまだまだ。駅伝は一人や二人凄い選手がいたって勝てない。全区間を通して総合的に大きな力を発揮できるチームを作ることが求められる。私たちはもっと選手の強化に努めたいのだが、行政の助成は年々細ってくる。カネだけの問題ではないけれど奈良県は優秀な選手を抱えてくれる企業も少ないのでせっかく育てた選手が他府県に流れてしまうのも残念なことだ。厳しい環境ではあるが、これからも優秀なアスリートを育てるために微力を捧げるつもりである。