初体験ー土佐の海の断髪式でハサミを入れた

土佐ノ海の髷にハサミを入れる筆者
土佐ノ海の髷にハサミを入れる筆者
  今日は両国国技館で生まれて初めての経験をさせてもらった。昨年の12月38歳まで関取として活躍した元関脇「土佐の海」の引退に伴う断髪式で土俵に上がってハサミを入れる一員に加えていただいたことである。土佐の海は真面目な人柄、押しと突きの相撲に徹し頑張りぬいたわが母校同志社大学出身の逸材であった。横綱を倒す金星11個は歴代4位、殊勲、敢闘、技能の3賞を合計13回もとっているという。怪我などで大関まであと一歩及ばなかったものの大した力士であった。大学時代から目をかけずっと彼を育ててこられた同大相撲部総監督北村光雄先輩の挨拶を聴いていると私も熱いものが込み上げてきた。多くの人たちにまじってハサミを入れ土佐の海関に「長い間ご苦労様でした」と心からねぎらいの言葉を申し上げておいた。
 土佐の海はこれから立川という親方となって後進の指導にあたるそうだ。これからも期待したい。
 それにしても今日は「砂かぶり」と称する土俵際の一番いい席で相撲の観戦もさせていただきご招待くださった北村先輩に感謝!感謝!の一日であった。