農業と村興し

 都祁で収穫したジャガイモを料理して10月8日パーティーを企画したら60人以上の方が参加してくださることになった。料理する人は会員の主婦が腕を奮ってくれるが、私のような男も1~2品がんばりたいと思っている。こんな試みは始めてなのでどんな料理が出てくるか楽しみだ。収穫したジャガイモが美味しいと好評で1トンもあったのに本日完売となった。

 昨日、我が法人の理事会で来年もジャガイモを600坪植えつけることが決まったし、さらに新たな耕作放棄地を蘇らせることも皆の同意が得られた。問題は労働力をいかに確保するかだ。農業は儲からない、農業では飯は食えないという思いと地域の振興をどう結びつけるかだ。国・県などの助成も受けながら地域の活性化につなげるようがんばりたい。

 永らく県庁で農政と取り組み、定年後明日香村で地域振興公社の常務理事を務めながら農業による村興しに尽力された木村 衛さんの講演を聴いた。明日香村は国が特別立法で保護しながらも、いろんな規制をかけて村民の生活権に制限を加えている特異な地域だけにご苦労があったと思うが、棚田オーナー制度や観光とドッキングさせる試みなど農業によって村が生き生きしている状況を教えられ「オレたちもこんなことを都祁で出来ないだろうか」と頭をめぐらせた。いろいろなヒントをいただいた思いで嬉しかった。20年間明日香村村長を務められた関さんがまもなく辞任される。多くの実績を残されたりっぱな村長さんだったし、木村さんと息がピッタリ合っていたのだろう。

 60人のお客さんを迎えるイベントを前にして家内も随分張り切ってくれている。「旦那が田舎でこんな活動を始めたばっかりに・・・・」と心の中ではどんな風に思っているかしれないが、あれこれ目配りしながらがんばってくれているのでありがたい。