奈良市民であることが恥ずかしくなってくる

  地方議会における議長ポストというのはそんなにおいしいものなのでしょうか? 我が奈良市の市議会議長選挙をめぐり買収工作が行われ、大阪地検特捜部が家宅捜索に入ったという。投票の結果同数となり現議長はくじ引きで選ばれたようだからよほど熾烈な戦いが水面下で繰り広げられていたのだろう。しかも、投票の見返りに20万円とかコメ5年分、肉やポストの約束まで提示されていたというから驚きだ。

 数週間前には同じ奈良市の2人の幹部職員が、税を滞納していた市民から延滞金を徴収し、それをネコババしていたという事件があった。しかもその2人は市長の信頼最も厚く二年の間に3回も昇進しているというから、市長の目は節穴か?といいたくなる。

 奈良市は何代も前の市長から先送りされている懸案が幾つもある。火葬場とゴミ焼却場の移転問題などだ。今の市長は民主党政権のマネをして事業仕分けとやらをやって予算を削っては自慢しているようだが、こんなことでは地域コミュニティーを壊していくだけだ。

 火葬場の移転だけでも良いから在任期間中に方針を打ち出してもらいたい。こんなことでは奈良市民であることが恥ずかしくなってくる。市長も議員もしっかりせよといいたい。