サロンの杮落としにお越しください

 集中豪雨で亡くなられた方、行方不明の人達の報道に胸が痛む。この豪雨は宮崎で殺処分された20万頭の「牛の涙雨」だという話があった。最後に残った民間の種牛6頭も国の方針で飼い主の抵抗空しく処分されるという。全く口蹄疫の心配のない大事な種牛までなぜ殺さなければならないのか、殺さないと国際社会が受け入れないというニュースであったが、私にはどうも納得がいかない。畜産の将来と日本の国益を考えると、種牛を残すべきではないのか。私がもしも飼い主だったらどうするだろうと思ったりする。「牛を殺すならオレが死ぬ」と言って牛舎の前で刀を持って死ぬ気で座り込むかな。わが子のように育てている牛を殺される飼い主の気持ちを思うと堪えられない。

 18日から20日まで三日間いよいよNPO活動の一つの拠点「サロン木屋庄」の杮落としだ。初日は奈良大学寺崎教授による「長屋王と都祁氷室神社」、二日目は肺がん治療の第一人者といわれている近畿大学名誉教授福岡先生の「癌は克服できる」、三日目は世界に名高い洋画家絹谷幸二先生の「奈良の魅力」と題する講演をお願いしている。そして、これから二年かけて整備しようとしている森の話や荒井敦子さんのミニコンサートを三日間演じていただく。大体準備は整ったが、もし興味があるようでしたら都祁までお運びください。いずれも2時開会4時終了です。近鉄奈良駅そばの商工会議所まえから20人乗りのバス(12時30分初)を用意しています。都祁までの所要時間は約40分です。美味しい空気や涼しさを体験していただけると思います。また、地元の特産品や珍しいものもリーズナブルな価格で販売しています。