応援していただいた皆様に申し訳ない

 1月12日、後援会の主な人達130名ほどに集まってもらって私の引退をご了承いただいた。同時に政治と離れてもNPO法人を立ち上げ自然環境教育などと取り組む決意を披瀝し、これからもこれまでお付き合いいただいた絆を大切にしたいという気持ちも申し上げた。これで後援会の皆様とこのような形でお会いすることがなくなるのかと淋しくなってきたが、ここが潮時かとも思った。誰かさんのように70歳を超えてもまだしがみつくような姿勢はとりたくない。若い優秀な政治家を育てる側に回りたいと思う。

 今日後援会長の小山さんが12日当日(小山さんの)秘書さんに撮ってもらった写真を何枚かそっと渡してくださった。最後だと思って撮ってくださった心配りが嬉しかった。僕は人望のある小山新造さんに後援会長を引き受けてもらって幸せであったが、小山会長のもとで勝利の喜びを一度も味わってもらえなかったことをほんとに申し訳なく思っている。小泉郵政改革に反対したときもご注意をいただいていたのに僕のわがままを通した。また昨年出馬したときも小山会長は全力で物心両面の応援を惜しまずお忙しい身でありながらいろいろと気を使ってくださった。器の大きいかただ。なんとかしてこの後援会長に喜んでもらえる結果を残したいと思ったが僕が非力であったためご期待に応えられなかった。

 後援会の方々をはじめこれまでお世話になった皆様に引退表明のあいさつ文を送らせていただいたら、昨日から電話・メールなどをたくさんもらっている。「涙がこぼれてきます、あんたのせいで負けたのではない」「長い間ご苦労さま」「まだ若いのに残念」「別の世界でがんばれ」「マスコミのミスリードと書いているのはけしからん」などいろいろな反応がある。こうしてわざわざ声をかけてくださるのがありがたい。こんな不出来な政治家を応援していただいた人達にほんとに申し訳ないと思う。残りの人生で少しでもご恩返しをしないとバチがあたる。