新年を迎える日本に希望は見えるのか?

 今年もあと1日で終わろうとしている。振り返ると私にとっては総選挙で運命が決まると思っていただけにその結果は残念の一語に尽きる。でも「くたばってたまるか」という強いエネルギーがまた湧き出してきて「人生はやっぱり二毛作だ」と思う。後半の人生が新年からスタートすると思えばいっぱい希望が頭をもたげてくる。政治の世界で働いていた過去の自分と今の空しい現状を比較して「オレはなんと非生産的なところで働いてきたのだろう」と思う。これからは努力すれば常に前進できるような仕事がしたい。

 それにしても今の民主党政権はひどい。鳩山といい汚?沢といいあのような犯罪行為を犯しながら、野党の自民党も行動を起こさないし民主党の中からも批判らしい批判がチットモ聞こえてこないのはどうしたことか。自民党の松岡代議士は浄水器の問題で自殺にまで追い込まれたというのに、民主党の両氏はバレなかったら脱税もわからない、出所不明のカネで土地を買っても頬かむりですむのか?しかも金額がバカでかい。

 安全保障や外交政策も心配だ。普天間問題にしてもこれ以上アメリカを怒らせてどうする。三党連立と日本の防衛どちらが大事なのか、鳩山の優柔不断な姿勢に中国はほくそ笑んでいるだろう。自民党も代議士が全員毎日街頭に立って国民にこの危機を訴えるくらいのことをしたらどうなんだ。ほんとにふがいない。

 経済も心配だ。依然としてデフレ円高の状態は続いているし政府は日本経済の将来像を描ききれていない。子供手当て・農家の所得保障などで財政はますます深刻になるというのに消費税の議論すらしない。いのちを大事にする予算を組んだといっているが、生活保護を受けてる人のなかには、所得や生活実態をごまかし民主党や社民党の地方議員に口を利いてもらっている人もかなりいるようだ。ほんとに困っている人に差し上げるのはいいが、デタラメな受給者もいる。しかも今の政権は組合に気を使って給与の官民格差には熱心でない。政権にとって都合の悪いムダにはめを瞑っている。

 負け犬の遠吠えだと笑われそうだが、ほんとに日本が危なくなってきた。こんな状態で新年を迎えて明日の日本に希望があるのか。