自民党再生への道のりは?

 自民党本部から「党再生への意見を聞きたいから15日上京するように」というFAXが届いた。ここで自民党が踏ん張って再生への道を歩めるのか、それとも没落してしまうのか正念場だ。僕も言いたいことは山ほどある。

 一つは、中選挙区制から小選挙区制に変わっているのに相変わらず自民党は中選挙区時代と変わらない選挙のやりかたをしていることだ。政党対決の選挙制度に変わったからにはいつまでも後援会中心ではなく党を前面に出した選挙をやるべきなのに意識変革がまだできていないように思う。それに引き換え、民主党は新しい政党だからということもあるが、一致結束して党営選挙をやっている。

 二つ目は、候補者の選定を誤まっているところもある。例えば、負けるとわかっていながら現職優先のルールがあるからと公認候補にしてしまうようなことは止めるべきだ。

 今回の選挙に関して言えば、民主党マニフェストの中傷をやりすぎた、もっと自民党政権はなにをやるかをいうべきだったと僕も反省している。そういう意味で党の戦略も間違っていなかったかを検証するべきだ。

 小泉改革の行き過ぎた点を一昨年参議院選挙で大敗したとき反省し政策転換を図っていればこんなに痛手を受けることはなかったのではないか。「行き過ぎた市場原理主義とは決別します」というのが遅すぎた。国民の怒りがこの4年間で随分増幅された。

 このように、いろいろな想いを15日ぶつけてこようと思う。