唐招提寺うちわまき法要の福引

唐招提寺のうちわまき法要にお参りすることができた。奈良には世界遺産に登録されている社寺仏閣たくさんあるが境内の建造物と青葉・若葉のコントラストが最もきれいなところは唐招提寺だと訪ねるたびにいつも思う。講堂の法要で焼香させていただいた後、福引で著名なひとが描かれたりっぱな揮毫うちわが私に当たった。日頃クジ運など恵まれてもいないのに、俳人岩井如酔先生の「潮合に眩しきまでの桜鯛」と書かれた大きなうちわが当たり、皆さんから「幸先いいじゃないの。」と冷やかされまんざらでもなかった。
 帰りに、売店で「けい花」という鑑真和上のふるさと揚州の名花のかおりがするお香を買った。家で家内に見せると「柔らかないい香りね」と喜んでくれた。
 この秋には待ちに待った金堂の落慶だ。いまから楽しみである。そのときは、私の運命も決まっているのだと思うと身が引き締まる。今日のクジ運にあやかりたいものだ。