衆議院選の争点は安全保障政策

 北朝鮮のミサイル発射に対し、わが国は国連安保理決議違反だとして、国連に新たな拘束力のある決議を求め各国に働きかけてきたが、残念ながら頼りにするアメリカがはやくも議長声明でもやむをえないと折れてしまい日本が孤立する結果となった。慎重な姿勢を崩さない中国・ロシアが国連では拒否権を持っているためどうしようもないようだ。北朝鮮の脅威を直接受ける日本が同盟国からも「六カ国協議協議のテーブルに着かせるためにはやむをえない」としてハシゴをはずされたらほんとに辛い話だ。

 北朝鮮のような常識が通用しない国に舐められ、日本は無視されている形だ。アメリカだけを相手に譲歩を迫ろうとするやりかたになにもできないわが国が情けない。日本国憲法を金科玉条とし丸腰で外交交渉しろと言っているのだから舐められるのは当然だろう。

 民主党は政権交代政権交代とわめいているが、この国をどのようにして守るのか、どういう外交方針をもっているのかハッキリ示していない。相容れない右と左が同居しているから示せないのだろう。日本を取り巻く脅威がこれだけ高まっているのに、このような政党にこの日本国の運命を托せるのか?衆議院選の争点のひとつは安全保障政策だ。