皇室の危機と日本の将来・・・・天皇皇后ご成婚50周年に寄せて

桜井よしこさんの「麻生首相に申す」を読んでなるほどと思った。「国民への支援が物やおカネにまつわる次元にとどまってよいはずがない。国民が前に向かって進む勇気や将来に夢を描きたくなるような支援をあたえなければならない。そうした思いで施策を講じれば、思いは通じるはずだ。魂を揺さぶるほどのことをいま心がけよ。(中略)日本を日本たらしめる存在が皇室だといえる。だが、いま皇室は大きな危機に直面している。両陛下のご健康と、皇位継承問題だ。
 両陛下のご負担の軽減について、国事行為はなさっていただくとしても、地方へのお出ましなどを大幅に減らしてはどうか。もう一つは、皇室典範の改正である。歴史を学ばず、素養浅い小泉元首相はしゃにむに女系天皇に向かって制度改革を進めようとした。この件は秋篠宮妃の悠仁さまご懐妊によってさたやみとなったが、以降、皇位継承問題は放置されてきた。悠仁さまが成人なさり、皇位に就かれれば、いまのままでは日本には、皇族は一人もいなくなる。首相は皇室典範の改正を静かに、しかし、着実に進めるべき立場にある。日本文明の核としての皇室をしっかりと存続させる仕組みをつくることだ。」という。
 天皇皇后ご成婚50周年を迎えられた本日、桜井よしこさんの思いを生かすことが日本の将来において非常に重要だと思う。これこそ、日本の国の形をつくる基本であるからだ。