鈴木イチローの素晴らしさと小沢一郎のおぞましさ

昨日は二人のイチローに国民の目が向けられた。WBCの決勝戦で適時打を放ち侍ジャパンを勝利に導いた鈴木イチローはやはり凄かった。暗いニュースばかり続く昨今久々に嬉しいニュースを聞くことが出来たし国民皆が感動した。日の丸を背負ってがんばった侍ジャパンの皆さんにこころから「おめでとう、よくやった」とねぎらいたいと思うし私も元気をもらった気分だ。
 他方もう一人のイチローの姿勢はいただけない。公設第一秘書が逮捕・起訴されたというのにこれからも民主党の代表を務めるという。検察は起訴にあたり、特定の業者から長年にわたり多額の資金が提供された「看過できない重大かつ悪質な事案」と位置付けている。今後の捜査がどのように進むのか、小沢氏の政治的・道義的責任だけではなく秘書の刑事責任にどう関与したかを検察の解明に期待したい。企業・団体献金を全て禁止しようと提案している人と長年ゼネコンから多額のカネをもらって政治活動を続けてきた人が同一人物だとどうしても思えない。自らの金権体質を棚にあげ検察批判を繰り返している小沢代表は国民からも指弾されてしかるべきだ。
 民主党という政党は不思議な政党だ。小沢さんの続投姿勢にほとんど批判の声が上がってこない。自浄能力はないのか。自民党も敵失に喜んでいるようではダメだ。かつての古い体質から脱皮した姿、再生自民党・綺麗な自民党を見せる機会にしなければならない。