総選挙の洗礼と総理の交代について

 今朝の某新聞の社説は「政治のリセットを急げ」とある。総選挙の年だといい、まるで民主党の代弁をしているように、「いまの政治の機能不全は、2年前の参院選での惨敗以後、3代の自民党政権が総選挙の洗礼を先延ばししてきたことに起因する。政治のリセットから逃げ続けることはもう許されない。」と結んでいる。果たしてそうだろうか。総理がたびたび替わることはいいことだとは思わないが、日本の政治の仕組みは代議員制をとっている。国民は国会議員を選ぶ、そしてその国会議員が国民に代わって内閣総理大臣を選ぶのだ。大統領を直接国民が選ぶアメリカとは違うということをわすれてはならない。どちらにも長所と短所がありどちらがいいと簡単にいえないが、日本の著名な知識人といわれる人まで「総理が国民の信任を受けていないからだめだ。早く解散しろ。」と迫っている。おかしな話だ。自民党内のたらいまわしだというが、前の総選挙で4年の任期の間自民党にこれだけの議席をさし上げますと意思表示をしたのは有権者である。わたしは政局しか頭に無い民主党に政権を持たせることのほうが危険だと思っている。麻生さんは腰をすえて景気対策や雇用対策と取り組んで欲しい。