友人の奥さんが突然亡くなられた

 奈良町で世界一おいしい(と僕が思っている)うどん屋さんを営んでいる玉置君[同級生]の奥さんが亡くなったという連絡をいただいた。藤原君から聞いたとき一瞬耳を疑った。玉置君は奥さんと仲良くいつも一緒にお店を切り盛りし、奥さんも美人でいつも明るい笑顔で僕たちを迎えてくれる人だった。お通夜と葬儀に参列、涙をこらえている彼の姿が痛々しかった。奥さんは昭和22年生まれの62歳だという。日頃から心臓が弱かったとか、急に亡くなられたと言う。出棺の前のお別れにぼくもお花を入れさせていただき亡骸に合掌した。三人の頼もしいご子息と六人のお孫さんを残されたが、次男の方が亡骸に向かって「おかあさん、ありがとう!」と叫んで号泣されたのには思わずみな貰い泣き。僕も涙しながら玉置君に「めげないで」というのが精一杯だった。玉置君の姿を見ながら「もしも僕が彼のような立場になったらどうなることだろう。日頃から嫁さんを大事にしておかないと」と殊勝な気持ちにかられた。玉置君がいい奴だけに気の毒で気の毒で・・・・・奥さんの供養に彼のお店で忘年会でもするかな。